2001年 全米オープン

S.ガルシア、P.ミケルソンがスコアを伸ばし、優勝争いは激しくなってきた!

2001/06/17 09:00

快晴に恵まれた大会3日目。前日もサスペンデッドになった為この日も早朝からラウンドが再開された。そして決勝ラウンドにっ入ると30度を超える暑さに、優勝争いも熱を帯びてきた。

日本勢で唯一決勝に残った伊沢利光は3オーバーからスタートした。2番から5番ホールまで4連続でボギーを叩いてしまい、一気に7オーバーまでスコアを落とした。その後は調子を戻し、2バーディを奪ったが、終盤2つのボギーで結局7オーバーでこの日のラウンドを終了した。

タイガーウッズは予選ラウンドを5オーバーのトップと9打差と、下から数えたほうが早い順位で通過した。

決勝ラウンドに入り、ショットはピンに絡むようになってきた。しかし、パッティングが本調子とはいかず、バーディラッシュにはならなかった。この日4バーディ、3ボギーとようやくバーディが上回りスコアを1つ伸ばした。通算4オーバーの23位タイで最終日を迎える。

上位陣は一進一退の攻防を繰り広げた。唯一3日間ともアンダーパーで回っているS.シンクがこの日もスコアを3つ伸ばし5アンダーで先にホールアウトしたR.グーセンに追いついた。この2人を1打差で追うのはS.ガルシアM.ブルックス、R.メディエートの3人。今シーズン米ツアーで初優勝を上げているガルシアは、5バーディ、3ボギーとガルシアらしいアグレッシブなゴルフを見せた。

また、さらに1打差にはP.ミケルソンがつけている。ショットが好調のミケルソンは、13番パー5でピン横1.5メートルにつける2オンに成功した。しかし、このイーグルパットを外すと、返しのバーディパット(80センチ)も外してしまった。ここで意気消沈してしまうかと思われたが、続く14番パー3で見事にバーディを奪った。

2001年 全米オープン