P.ミケルソン沈黙!S.ガルシアが米ツアー初V!!
米国男子ツアー「マスターカードコロニアル」の最終日。先週のコンパッククラシックで最終日に逆転負けしたP.ミケルソンの雪辱なるかが注目された。
そのミケルソンが序盤からとばした。2番、3番ホールで連続バーディを奪うと7番までにスコアを4つ伸ばし、15アンダーの独走態勢かと思われた。
しかし、7位タイからスタートしたS.ガルシアがスコアを7つ伸ばし13アンダーとすると、ミケルソンはボギーを連発し、スコアを崩し始めた。
そしてガルシアがホールアウトした後に、ミケルソンが16、18番ホールでもボギーを叩き、ガルシアの米ツアー初優勝が決まった。
地元欧州ツアーでは「神の子」とまで言われ、注目されていたガルシアも、米ツアーでは99年の全米プロでタイガーを苦しめた以外は目立った成績を残せ無かった。さらに、3月に行われたベイヒルインビテーショナルでは、ミスショットの腹癒せにキャディバッグをクラブで叩いた。クラブのシャフトは曲がり、ギャラリーからも見放されつつあった。
しかし、天性の才能はいつ開花するかわからず、この1勝をきっかけに米ツアーでも旋風を巻き起こす可能性も秘めている。とくに、来月の全米オープンではタイガー・ウッズとの優勝争いも見てみたい。
一方、2週連続で逆転されたP.ミケルソンは、がっくりと肩を落とした。前半4バーディを奪いリードを広げたにもかかわらず、後半4つのボギーで自滅した形となったのだから・・・冷静さが「うり」のミケルソンも2週連続となるとさすがに辛いようだ。
そして、最終日を単独3位で迎えた丸山茂樹は、前半2バーディ1ボギーで4位グループに吸収されていたが、後半はスコアを1つ落としスタート時の8アンダーに戻してしまった。結局5位タイで終了した。
2、3日目に出した65をマークできればガルシアと同じ13アンダーに届いたのだが、さすがに最終日のプレッシャーはきついようだ。しかし、ここまで惜しい試合を経験することで、近い将来必ずチャンスが訪れるだろう。