賞金173位のエルダーが首位。横尾は最後のチャンスを掴めるか!?
米国男子ツアー最終戦「サザンファームビューロクラシック」が、ミシシッピ州マジソンにあるアナンデールゴルフクラブで開幕した。泣いても笑っても今週の結果次第で来シーズンのシード権が確定する。
初日スコアを伸ばしたのは、現在賞金ランキング173位のブラッド・エルダーだった。序盤2、3番ホールで連続ボギーを叩いたエルダーは、続く4番ホールからは3連続バーディを奪った。そして後半に入ると、10番から再び3連続バーディを奪い、18番までに3つのバーディも追加。後半だけで6ストローク伸ばした。
今シーズンのエルダーが上位に入ったのは、開幕戦のソニーオープンで13位、9月に地元テキサスで開催されたテキサスオープンの22位だけ。一昨年BUY.COMツアーから上がってきたが、苦しいシーズンとなっている。今週の優勝賞金46万8000ドルを獲得すると、来季のシード権は確実になる。最後の切り札を掴むことはできるだろうか。
首位エルダーを1打差で追うのは、8人の集団を形成している。先週行われた「ビュイックチャレンジ」でツアー初優勝を果たしたジョナサン・バードも、この6アンダーグループに入っている。先週のバーディ合戦を制したショットは好調で、この日も6バーディ、ノーボギーと隙のないゴルフを見せた。
そして、今週の注目はなんと言っても横尾要だ。米国ツアーに挑戦して2年目の横尾は、昨年の最終戦でもギリギリでシードを確定させた。しかし、昨年は圏内から順位を守ったが、今年は現時点で2つ分圏外となっている。今週20位以内に入らなければ、Qスクールで出場資格を争うことになってしまう。
初日の横尾は、前半7番パー5でボギーを叩いてしまい、なかなかチャンスを掴むことができなかった。しかし後半、14番パー4でのセカンドショットが、なんとカップに吸い込まれたのだ。このラッキーともいうべきイーグルで1アンダーにし、その後は1バーディ、1ボギーで56位。このままでは予選通過も微妙な位置だが、2日目には大きくスコアを伸ばしてもらいたい。
今シーズンは初優勝者のオンパレードで先週バードが17人目。PGAツアーの記録を塗り替えているが、その勢いに乗って横尾も18人目の初優勝者になれると良いのだが・・・。