2002年 エアーカナダ選手権

丸山12位タイまで後退

2002/08/31 09:00

米国男子ツアー「エアーカナダ選手権」2日目。ツアー未勝利のクレイグ・バーロウが10アンダーでトップに立った。

バーロウは、昨年末から臀部、そして肩と2度にわたる手術で体の調子はまだ万全ではないが、忍耐力でそのハンデを補ってきた。

「忍耐の連続だったが、『我慢し通す』と自分に約束したから耐えることができた。決勝ラウンドでは一流選手たちと張り合うことになるが、この満身創痍の体でどこまでできるか試してみたい」と、週末に向けてもポジティブだ。バーロウはツアー未勝利で、今季はジ・インターナショナルでの7位タイが最好成績。ツアー初優勝者を輩出してきた今大会で、バーロウも初優勝を遂げることができるか楽しみだ。

2位には、豪州のロバート・アレンビー、ピーター・ロナードと、注目の若手デビッド・ゴセットが入った。アレンビーは先週のNEC招待で2位フィニッシュを飾っており調子は上々。2日目のベストスコアとなる62をマークして、一気に浮上してきた。ちなみに、62はアレンビーにとっても自己ベストとなる。アレンビーは先週、先々週とコースレコードを記録しており、今日もあと1ストロークでコースレコードタイという快記録がかかっていた。

「ラウンド途中で、コースレコードを聞こうと思った。誰かが教えてくれたら、狙っていったのに」と、好スコアにも関わらず落胆していた。この徹底ぶりが、好調さの秘訣なのか。

日本の丸山茂樹は、6アンダー、12位タイで決勝ラウンドに進出した。17番ホールまでは8アンダーで首位と2打差につけていたが、最終ホールで痛恨のダブルボギーを叩きスコアを落としてしまった。しかしまだ4打差。巻き返しに期待したい。

横尾要田中秀道は、横尾が1オーバー、88位タイ。田中が3オーバー、110位タイで予選落ちとなった。トータル1アンダー、67位タイまでの77名が決勝ラウンドに駒を進めた。

2002年 エアーカナダ選手権