2002年 ジェニュイティ選手権

安定感抜群!C.ディマルコ単独首位。丸山、タイガーも好スタート

2002/03/01 09:00

米国男子ツアーの「ジェニュイティ選手権」が、フロリダ州マイアミにあるドラールリゾートで開幕した。先週行われたWGCアクセンチュアマッチプレー選手権で1回戦負けを喫したT.ウッズが急遽エントリーし大会はにぎやかになった。

そして、欧州勢もE.エルスS.ガルシアらがいよいよ4月のマスターズをにらみ米国ツアーに参加してきた。本格的なシーズン到来といっていいだろう。

初日首位に立ったのは、現在賞金王のC.ディマルコ。出足1番から3連続バーディを奪ったディマルコは、中盤でも2度の連続バーディと16番でもこの日8つめのバーディ。17番でボギーをたたき7アンダーで単独首位になっている。フェニックスオープンで優勝し、それ以外にトップ10入りがすでに3回。今いちばん安定した選手がこのディマルコだ。

首位が7アンダーまで伸ばしているが、1打差の2位グループに5人が並ぶ混戦状態となっている。フィジーのV.シン、南アフリカのE.エルスが入っている。シンはアウトコース1番からスタートし、上がり4ホールを全てバーディであがり、エルスは10番からスタートし、上がり3連続バーディと明日につながる最高のフィニッシュだった。

そして、首位に2打差の6位グループには丸山茂樹T.ウッズが並んでいる。先週マッチプレーが行われていたが、同時開催の米国ツアー「ツーソンオープン」では、丸山が4日間安定したスコアをマークし、6位に入っている。好調を維持し、やはり後半スコアを伸ばしてきた。

今シーズンは優勝どころか4試合に出場しトップ10以内が1回というウッズ。トーナメントではこれまで3試合で、いづれも2日目にスコアを落としている。明日2日目さえ乗り切れば今シーズンの1勝目も見えてくるのではないか。

その他の日本勢は横尾要がイーブンパーの90位、田中秀道は4オーバー136位と大きく出遅れてしまった。また、田中と同じ組でまわったT.トライオンは1オーバーで110位。デビュー戦に続き2試合連続予選落ちのピンチになっている。

2002年 ジェニュイティ選手権