トミー・アーマーIIIが21アンダーで独走!
2003/09/28 09:00
テキサス州のサンアントニオにあるラカンテラゴルフクラブで開催されている、米国男子ツアーの第38戦『Valero テキサスオープン』3日目。この日は上位勢がスコアを伸ばせず足踏みをする中、唯一トミー・アーマーIIIが3日間連続で快スコアをマーク。トータル21アンダーで2位に6打差をつけ独走態勢に入った。
難ホールはパーで凌ぎ、易しいホールでは確実にスコアを伸ばしていくという理想的なゴルフを展開したアーマーは、出場選手中で唯一3日間ノーボギー。飛ばしが身上のゴルファーだが、今週は確実性を重視しながらツアー2勝目を狙う。
単独2位に浮上してきたのは、アーマー同様、ノーボギーで回り3日目のベストスコアとなる62を記録したダフィ・ウォルドーフ。飛距離と、その大柄な体格からは想像もつかない繊細なタッチのショートゲームでゴルフを組み立てた。好不調の波が激しいのが欠点だが、その爆発力は上位勢の中では最大級。明日波乱が起きるとすれば、その一番手はウォルドーフとなるはずだ。
3位以下はトップと8打差もあるため、スーパーゴルフを展開しなければアーマーを捉えるのは困難だ。最終日は下位勢が序盤からアーマーにプレッシャーをかけるゴルフができるかに掛かっている。
日本勢は、貞方章男がスコアを1つ落とし、トータル8アンダーで33位タイまで順位を落とした。また丸山茂樹は1つ伸ばしてトータル4アンダーとしたが、順位は昨日と変わらず66位タイのままとなった。