D.トムズがシーズン複数優勝組に加わった!
2003年米国男子ツアー第25戦『FedExセントジュードクラシック』が6月26日(木)から6月29日(日)までの4日間、テネシー州メンフィスにあるTPC at サウスウィンドで開催された。この大会は毎年バーディ合戦が繰り広げられるが、今年も例年通りのバーディラッシュに会場内は盛り上がりを見せた。
優勝スコアは20アンダー、4日間スコアを伸ばし続けたデビッド・トムズが、2位に3ストロークのリードを持って優勝。今シーズン2勝目、ツアー通算9勝目。今シーズンは複数回優勝している選手が6人いたが、トムズもその仲間入りを果たした。
最終日を首位に1打差の13アンダーで迎えたトムズは、スタートの1番でボギーを叩き躓いた。しかし、2番から4ホール連続でバーディを奪い単独首位に立つと、その後は首位を明け渡さなかった。12、17番でもボギーを叩いたが、16番パー5でのイーグルを含む8バーディ。2メートルぐらいのバーディパットを確実に決めたトムズが着実にスコアを伸ばした。
17アンダー単独2位は、最終日に9ストローク伸ばしたニック・プライス。17番ホールまでに10個のバーディを積み重ねたプライスが、18アンダーまで伸ばしトムズにプレッシャーを与えたが、最終18番でボギーを叩いてしまった。
16アンダー3位にはボブ・エステス、フレデリック・ヤコブセンとリチャード・S・ジョンソンの3人が並んだ。14アンダー単独首位からスタートしたジョンソンは、最終日も2ストローク伸ばしたが、同じく最終組でラウンドしたトムズの勢いにはついていけなかった。
ジョンソンはスウェーデン出身の25歳で、昨年のクオリファイで11位に入り今シーズンから米ツアーに挑戦している。これまで13試合に出場し、予選通過は7回。40位が最高だったが、今週は初日から3日まで首位をキープし3位に入った。4日間ボギーは2つだけ、イーグル1つと16バーディでトップクラスの選手と最後まで対等に戦った。
今週の日本勢は、久保谷健一と貞方章男の2人が出場したが、久保谷は2オーバーで予選落ち。貞方は初日に5オーバー77を叩き、ラウンド後に棄権している。