T.ウッズ2003年初ラウンドは9ホール終了して1アンダー
米国男子ツアー第6戦「ビュイックインビテーショナル」が、カリフォルニア州ラホーヤにあるトーレパインズGCノースとサウスの2コースで開幕した。前日のプロアマが雨のため中止になり、この日も朝から霧が出ていた。
そして、第6組がティグラウンドに上がった時点で、霧が一層濃くなり一時中断。再開後は雨が降り始め、進行は大幅に遅れた。2日目以降も天候回復の可能性が低いので、できるだけホールを消化させようと運営側も頑張ったが、トップスタートの組もホールアウトできない状態でサスペンデッドになった。
昨年末左ひざの手術を行い、今週からツアーに復帰するタイガーウッズは、日本時間午前7時にスタートを切った。注目の2003年最初のティショットだが、打った瞬間右手を大きく右上にかざし、ボールはギャラリーが群がるラフに向かっていった。このスタートホールはパー5で、3打目のアプローチでもピンそばにつけることができずパー。
調子が出ない状態が続き、4番ホールでボギーが先行してしまった。続く5番ですかさずバーディを奪い、8番でもバーディを奪いアンダーパーにしたが、9番ホールを終了してこの日のラウンドを終了した。
暫定首位は6アンダーのアーロン・オーバーホルザー。昨年ネイションワイド(旧BUY.comツアー)で年間賞金ランキング2位に入り、PGAツアーの出場資格を掴んだルーキーだ。過去にカナディアンツアーで2勝を挙げる実力もち、今シーズンは3試合に出場して全て予選を通過している。
今週日本からは6名が出場している。丸山茂樹、田中秀道、貞方章男、久保谷健一に加え、招待出場の今野康晴。そして、ウェイティングから出場を決めた横尾要。今野と同じくスポット参戦する予定だった谷口徹は、昨年終盤から崩している体調が回復せず、残念ながら欠場となってしまった。
初日は暫定ながら丸山と今野が1アンダー38位。今野はソニーオープンでも27位に入る活躍を見せたが、今週も期待できそうだ。そして、イーブンパーの58位に横尾と貞方。田中は2オーバー、久保谷健一は3オーバーと少し出遅れた。