2012年 マスターズ

カプルスが首位浮上!松山と石川は明暗分かれる

2012/04/07 08:27
52歳のF.カプルスが首位タイで決勝ラウンドへ! 同組の石川遼は予選落ちに終わった(Jamie Squire/Getty Images)

◇米国男子◇マスターズ 2日目◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7,435ヤード(パー72)

今季の海外メジャー初戦「マスターズ」2日目、上位スタートの選手がスコアを伸ばせず苦しむ中、この日ベストの「67」で回ったフレッド・カプルスが通算5アンダーとして、ジェイソン・ダフナーと並んで首位浮上を果たしている。

1打差の通算4アンダー、3位タイに続くのはルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)、リー・ウェストウッド(イングランド)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、バッバ・ワトソンの5選手。

2年連続のローアマチュア獲得を目指す松山英樹は、9番でトリプルボギーを叩きながらも「74」でまとめて通算1オーバーの31位タイ。決勝ラウンドに残った3人のアマチュア選手の中で最上位での予選通過を決めている。一方で、石川遼は2日目も「77」とスコアを落として通算9オーバーとし、順位は77位タイ。“20歳でマスターズ優勝”という自身の夢には届かなかった。

2日目を終え、トップと10打差の通算5オーバー、57位タイまでの63名が決勝ラウンド進出を決めている。

<オーガスタと好相性、52歳のカプルスが躍動>
今年で28度目の「マスターズ」出場となるカプルス。1992年の優勝を筆頭に、10度のトップ10入りを記録するなど、今大会とは好相性を誇っている。「この28年間言っているけど、世界で一番好きなトーナメントなんだ」。カプルスは言う。「だけど今日はとても驚いたし、素晴らしい1日だった。5アンダーは信じられない。とても、とても良いラウンドだった」。

今週水曜日はパー3コンテストに出場した後、練習場で少し打ったところで雨の為に終了を余儀なくされた。「3Wやドライバーを調整するあてが外れたけど、基本的には充分練習できたし、これ以上やる必要はないと思った」。ここオーガスタは何よりも経験がものを言うコース。そして52歳という年齢を考えれば、無理に打ち込む必要も無い。「明日も沢山のバーディを獲って、沢山のパットを沈めるだけさ」と、カプルスは飄々と語った。

52歳のF.カプルスが首位タイで決勝ラウンドへ。マスターズ最年長優勝への期待も高まる(Jamie Squire/Getty Images)
大勢のパトロンからは溜め息ばかり・・・。40位タイに後退したタイガー(Streeter Lecka/Getty Images)
一時は予選突破も危うかったL.ドナルド。世界トップランカーの実力が影を潜めている(David Cannon/Getty Images)
T.ワトソンは痛恨の連続ボギーフィニッシュ・・・2打及ばず予選落ち(Streeter Lecka/Getty Images)
首位に1打差で決勝ラウンドへ!昨年のリベンジを果たすチャンス到来か(Streeter Lecka/Getty Images)
12番でバーディチャンスを逃し、うなだれるタイガー。とにかくフラストレーションの溜まるラウンドとなった(Jamie Squire/Getty Images)
ベテランのM.A.ヒメネスは2打差の8位タイ。悲願のメジャー初タイトルに手が届くか?(Streeter Lecka/Getty Images)
バックナインで3つ伸ばし、優勝戦線に踏みとどまったB.ワトソン(Streeter Lecka/Getty Images)
ディフェンディングチャンピオンのC.シュワルツェルは前半の5番から急激に崩れ、40位タイまで後退(David Cannon/Getty Images)
6バーディを量産、3位タイに急浮上したS.ガルシア(Jamie Squire/Getty Images)

2012年 マスターズ