日本勢奮闘!石川遼は24位タイ、21歳のR.マキロイが首位タイ発進!
今季のメジャー第1戦「マスターズ」が7日(木)、ジョージア州オーガスタナショナルGCで開幕した。3年連続3度目の出場となった石川遼は第1ラウンドを4バーディ、3ボギーの「71」で回り1アンダーの24位タイで発進。同コースで自身初のアンダーパーをマークし、決勝ラウンド進出へ向け好位置で第2日を迎えることになった。
藤田寛之は「70」でまわり2アンダーの14位タイと好スタート。日本人アマチュアとして史上初出場となった松山英樹は「72」でイーブンパーの31位タイ。2年連続で出場の池田勇太は「74」で2オーバー、64位タイでスタートした。第2ラウンド終了時点で44位タイ以内、もしくは首位と10打差以内の選手が決勝ラウンドへ進出する。
トップは「65」をマークした21歳のロリー・マキロイ(北アイルランド)、ツアー屈指の飛ばし屋アルバロ・キロス(スペイン)の2人。2打差の3位タイにY.E.ヤン、崔京周の韓国勢がつけている。大会2連覇を狙うフィル・ミケルソンは2アンダーの14位タイ、タイガー・ウッズは1アンダーの24位タイで初日を終えている。
〈首位に立ったのは新進気鋭の欧州勢2人〉
午前スタートでトップの座を射止めたのはマキロイ。「ボールをうまくコントロールできた。アイアンの調子が本当によかったし、ターゲットに向かってしっかりと打てた」と序盤からスコアを伸ばし、7バーディ、ボギーなし。「決して積極的になりすぎず、スマートにプレーできた」と初日のプレー内容、結果ともに納得の表情を見せた。キロスは最終組でゲーリー・ウッドランド、ジョナサン・ベガス(ベネズエラ)とプレー。それぞれの飛距離に大きな注目が集まる中、上がりの2ホールを連続バーディとしてトップに並び、西日とともに大歓声を一身に浴びた。
〈連覇を狙うミケルソンも好発進〉
昨年大会に続く4度目の優勝、そして前週の「シェル・ヒューストンオープン」からの2週連続優勝を目論むミケルソンはジェフ・オギルビー(オーストラリア)、昨年の全米アマ王者ピーター・ユーラインと同組でラウンド。ショットが絶好調とは言えない中、知り尽くしたオーガスタをしっかりと攻略し「70」でホールアウトした。しかし最終18番で叩いた、この日唯一のボギーには「イージーなショットをミスして、パーセーブできなかったのは痛い」と残念そう。「今日は取るべきバーディチャンスを4つか5つは逃した。明日はしっかり取らないとね」と2日目以降を見据えていた。