2011年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権

日本勢全滅!!タイガーも1回戦で姿を消す

2011/02/24 09:50
まさかの日本勢一回戦で全滅!石川遼は20Hで力尽きる

2011年WGC(世界ゴルフ選手権)の第1戦「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」が、アリゾナ州マラナにあるザ・リッツ・カールトンGCで開幕。ワールドランキング上位64名がマッチプレーを行う5日間に渡る競技の初日は、1回戦の32試合が行われた。

日本からは藤田寛之池田勇太、そして石川遼の3選手が出場。それぞれ、ランキングでは上手の選手たちと対戦した。池田はスペインのミゲル・アンヘル・ヒメネスと対戦し、4番で1アップのリードを奪うが、中盤はオールスクエアが続き両者譲らず。

しかし、後半に入るとヒメネスが2アップのリードを奪い、17番で池田がバーディを奪えなかったため、2アンド1で敗退が決まった。池田は2年連続の1回戦負けとなる。

今大会初出場の藤田は、スウェーデンのロバート・カールソンと対戦。藤田も2番で1アップとリードを奪うが、その後はじりじりと差をつけられてしまう。後半の15番を迎えたときには4ダウンを喫し、15番を終えて5アンド3で敗退。

そして昨年3回戦(ベスト16)まで進出した石川は、南アフリカのシャール・シュワルツェルと対戦。1番で石川が1アップするが、2番で取り返される。7番で再び1アップとするが、8番パー5でバーディを奪った石川に対し、シュワルツェルはチップインイーグルを決めて再びオールスクエアに戻す。

その後、取ったり取られたりの攻防を繰り返し、17番で石川がボギーを叩き1ダウン。18番ではシュワルツェルが3パットのボギーを叩き、戦いはエキストラホールへ持ち越された。その1ホール目は互いにパー、そして2ホール目の通算20ホール目に、石川がパーセーブをできずに敗退することになった。

注目選手では、世界ランキング1位のリー・ウェストウッド(イングランド)、2位のマーティン・カイマー(ドイツ)、4位のフィル・ミケルソンは順当に1回戦を勝ち上がった。しかし、同3位のタイガー・ウッズは、デンマークのトーマス・ビヨーンと対戦し、19ホール目にパーを奪えず1回戦敗退が決まった。

昨年の日本ツアー賞金王、キム・キョンテも1回戦で姿を消す結果に終わった
この種のサボテンには注意。針にモドリがあるため、刺さるとなかなか抜けない
グリーン外からのチップインを2回も決めるなど、ノッている選手は本当に手ごわかった
勝敗が決まった1番ホール。10秒以上握手を続け、長く言葉を交わしていた
サボテンが生え、ブッシュからもグリーンが狙えるチャレンジングなコースだ
1回戦で敗退すると明日はない・・・これぞ今大会の厳しさだ
朝は零度近くまで冷え込み、降霜のためスタート時間が30分遅れた
昨年も「マッチプレーは苦手だ」とコメント。勝敗は苦手意識の差だった
今年初戦の藤田寛之と連戦中のR.カールソン。シーズンの出遅れの差がそのまま現れた

2011年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権