初日は雨天サスペンデッド!T.ウッズ、今田竜二が1オーバー、暫定12位タイ!
第109回「全米オープン」がニューヨーク州にあるベスページ・ステートパーク(ブラックコース)で開幕。朝から降り続いた雨により、初日は約半数の選手がコースにも出られないまま終えることとなった。連覇を狙うタイガー・ウッズは今田竜二らと並び、1オーバー、暫定12位タイ。1アンダー、暫定首位タイにはヨハン・エドフォーズ(スウェーデン)ら4人が並んでいる。
降りしきる雨の中スタートしたタイガーは、立ち上がり4ホールはパーでしのぐも5番でダブルボギー。続く6番でバーディを奪い、1オーバーに戻したところでサスペンデッド。1オーバー、暫定12位タイで初日を終えている「長い一日だったよ。なるべく多くのホールをこなさなければならなかったけど、こちらが考えていた以上にプレーしたね。タフな一日になるのはわかっていたけど、その通りだった」というコメントからも、厳しい条件下でのプレーであったことがうかがえる。メジャー大会の中で唯一、連覇を果たしていないのがこの大会。2002年、同コースで開催された「全米オープン」を制していることもあり、コースとの相性は十分。連覇に向け好条件は揃っていると言える。ここに、週末まで回復の見込みがないと予想されている天候がどのように影響してくるのか?目が離せない。
そのタイガーと並んでいるのが今田竜二。前半、4番でバーディを奪うも、直後の5番、そして9番でボギーを叩き1オーバーとしたところでサスペンデッド。悪天候の中をこのスコアでしのいだのは上出来と考えて良いだろう。この他、崔京周(韓国・8H終了)、ビジェイ・シン(フィジー・8H終了)、欧州ツアーで賞金ランキングトップを走るポール・ケーシー(イングランド・5H終了)らが同じ暫定12位タイに並んでいる。なお、矢野東、横尾要、甲斐慎太郎の日本勢3人、フィル・ミケルソン、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ロリー・マキロイ(北アイルランド)らは、コースに出ないまま初日を終えている。
暫定ながら1アンダーで首位に立っているのは、ヨハン・エドフォース(スウェーデン・4H終了)、ジェフ・ブレハウト(11H終了)、アンドリュー・パー(カナダ・3H終了)、ライアン・スピアーズ(3H終了)の4人。第1ラウンドも終えていない状況ということもあり、今後大きく顔ぶれが変わる可能性は高い。
続くイーブンパー、暫定5位タイには、今年のマスターズ覇者で2007年チャンピオンのアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)、ジャスティン・レナード、アマチュアのキャメロン・トリンゲイルら7人が並んでいる。