2009年 ソニーオープンinハワイ

丸山茂樹は序盤の乱調が響き12位タイ、優勝はZ.ジョンソン

2009/01/19 13:54
昨シーズンは終盤まで優勝から遠ざかっていたZ.ジョンソンが今季2戦目で早々に勝利を挙げた(Sam Greenwood /Getty Images)

ハワイ州オアフ島にあるワイアラエCCで開催されている、米国PGAツアーの第2戦「ソニーオープンinハワイ」の最終日。4日間安定したゴルフを披露したザック・ジョンソンが通算15アンダーで優勝を飾っている。丸山茂樹は出足でつまずき、通算7アンダーの12位タイで大会を終えた。

首位と1ストローク差で最終日を迎えた丸山。逆転を狙い固くなったのか、立ち上がり早々の2番でいきなりボギーを叩いてしまう。その後4番でバーディを取り返すも、続く5番からダブルボギー、ボギーと立て続けにスコアを落とし前半を終える。後半はスタートの10番でバーディを奪い、何とか巻き返しを図りたかったが、それ以降はスコアを伸ばせず通算7アンダーの12位タイでフィニッシュ。立ち上がりの乱調が何とも悔やまれる結果となってしまった。それでも、今大会前半で見せたゴルフは、かつての強さを思い出させるもの。今季、国内ツアーを主戦場とする丸山茂樹は目が離せない存在となるだろう。

優勝を飾ったジョンソンも、前半は3バーディ、2ボギーといま一歩波に乗れず、一時は首位を明け渡す場面も。しかし、後半は17番まで3バーディ、ノーボギーという内容で、激しい首位争いを辛うじてリード。2位と1打差で迎えた最終ホールを見事にバーディで締め通算15アンダーとし、厳しい戦いを制した。

通算13アンダーの2位タイにはデビッド・トムズアダム・スコット(オーストラリア)。10位タイからスタートしたスコットは序盤の4番こそボギーを叩いたが、それ以降、7つのバーディを奪う猛追を見せ、大会を盛り上げた。トムズは終盤で首位との差を詰め切れず、優勝を逃している。31位タイからスタートした今田竜二は4バーディ、1ボギーでラウンドし、通算6アンダーの23位タイ。55位タイスタートの谷原秀人は、ラスト3ホールを3連続バーディで締め、通算4アンダーの39位タイ。矢野東は通算3アンダーの45位タイ。高山準平は通算9オーバーの78位で大会を終えている。また、優勝争いに絡んでいた注目の「怪童」タッド・フジカワは、2バーディ、5ボギーと崩れ、通算5アンダーの32位タイで終えた。

2009年 ソニーオープンinハワイ