2010年 アーノルド・パーマーインビテーショナル

E.エルスが今季2勝目! 今田は7位タイ、石川は40位タイ (3/30)

2010/03/29 07:12
早くも今季2勝目を手にしたE.エルス。大きな存在感を見せている (David Cannon /Getty Images)

フロリダ州にあるベイヒルGC&ロッジで開催されている米国PGAツアー第12戦「アーノルド・パーマーインビテーショナル」の最終ラウンド。最終日に雷雨の影響によりサスペンデッドとなったため、翌月曜日の午前10時より最終ラウンドが再開された。

最終的に勝利を手にしたのは、2位に2打差をつける暫定首位からスタートしたアーニー・エルス(南アフリカ)。15番から再開したエルスは残り4ホールをすべてパーにまとめ、通算11アンダーで逃げ切り、今シーズン2勝目を手にした。昨日は中断直前の13番でダボ、14番でボギーとリズムを崩しかけていただけに、エルスにとって昨日は恵みの雷雨となったのかもしれない。

通算9アンダーの2位タイには、エドアルド・モリナリ(イタリア)とケビン・ナ。通算8アンダーの4位タイに、レティーフ・グーセン(南アフリカ)とクリス・コーチが続いている。

最終18番のみプレーした今田竜二はパーで締めくくり、通算6アンダーの7位タイと今シーズン自己ベストの順位でフィニッシュした。昨シーズンはゼロだったトップ10入りも、今シーズンは早くも2回目。今後に期待を抱かせるプレーを続けている。昨日、暫定40位タイでホールアウトしていた石川遼に変動はなく、最終成績は40位タイとなっている。

最終日は雷雨でサスペンデッド! エルスが2打差で暫定首位 (3/29)

サスペンデッド前に石川遼は4日間の戦いを終えてホールアウトした

フロリダ州にあるベイヒルGC&ロッジで開催されている米国PGAツアー第12戦「アーノルド・パーマーインビテーショナル」の最終日、前日から予測されていたサンダー・ストームは、正確にコース付近へと進行。最終組が14番を終えた14時32分に競技が中断されると直後に激しい雷雨に見舞われ、約3時間後にこの日の競技キャンセルが決定した。

暫定ながら通算11アンダーで首位に立つのは、14番までに1つスコアを伸ばしたアーニー・エルス(南アフリカ)。通算9アンダーの暫定単独2位には、同じく14番を終えたケビン・ナが4バーディ1ボギーで浮上している。

通算8アンダーの暫定3位タイには、レティーフ・グーセン(南アフリカ)、ベン・カーティス、クリス・コーチの3選手。ホールアウトした中では、通算6アンダーのJ.P.ヘイズとD.J.トレハンが最上位となっている。21人がホールアウト出来ず、明日10時から最終ラウンドを再開する。

日本勢では、今田竜二が17番までを終えて通算6アンダーの暫定8位タイ。石川遼はこの日3バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの「76」とスコアを落とし、通算3オーバーの暫定40位タイで4日間の戦いを終えている。

14番を終えて2位に2打差11アンダーのアーニー・エルス。残り4ホール逃げ切れるか!?
悪天候によるサスペンデッド!優勝トロフィを手にするのはエルスかそれとも・・・
17番まで終了し8アンダー3位タイに浮上したレティーフ・グーセン。南アフリカ勢の1、2フィニッシュとなるか!?
あと1ホールでホールアウトだった今田竜二だが、6アンダーからスコアを伸ばせるか・・・
初日は独走態勢だったデービス・ラブIII。6アンダーで最終ホールを迎える
7時40分には練習場に現れた石川遼。テークバックの肘の角度などを細かくチェックしていた
6番パー5で会心のドライバーショット!のはずが、フェアウェイを越えてラフに入り思わずがっくり
やはり石川遼は赤いウェアが良く似合う。コースの花壇も赤い花が満開だった
決まった!と思ったが、カップの淵でボールが止まりパターを1回転させて悔しがる今田竜二
今田竜二の親友ジェイソン・ダフナーは6番の3打目を前方の木に当てて、その打球が左の池に入る不運
ここが通称「アーノルド・パーマーの庭」の入り口。車で通過できるのは選手と来賓のみだ
女子プロゴルファーの西山ゆかりと矢崎和が観戦。2人は現在アニカアカデミーで練習をしている
春休みを利用し、日本から観戦に訪れた親子。他にも多くの日本人が今田、石川を応援していた
ホールアウト後は、今大会の振り返りとマスターズに向けた意気込みを語った石川遼

2010年 アーノルド・パーマーインビテーショナル