2009年 オメガ・ミッションヒルズワールドカップ

イタリアが初の世界一! 日本は5位に終わる

2009/11/29 19:28
母国イタリアに初となる世界一のタイトルをもたらしたE.モリナリ(右)とF.モリナリ

中国の深センにあるミッションヒルズ・ゴルフクラブで開催されている、男子ゴルフの国別対抗戦「オメガミッションヒルズワールドカップ」の最終日。この日は2日目と同じフォアサムで行われ、1打差の2位タイからスタートしたイタリアが「68」でラウンド。初日から首位を走っていたアイルランドをかわし、母国に初の世界一のタイトルをもたらした。

50センチほどのウィニングパットを沈めたエドアルド・モリナリが、弟のフランチェスコの元へ飛び跳ねながら駆け寄り、抱き合いながら喜びを爆発させた。イタリアではともに代表するプロゴルファーながら、世界的には目立った成績を残せていなかった兄弟が、大舞台で大きな仕事をやってのけた瞬間だ。チーム戦に必要なのは過去のキャリアや名前ではなく、息の合ったコンビネーションであることをこの兄弟が証明してみせた。

通算28アンダーの2位タイには、3日目まで首位の座を守ってきたアイルランドと、大会連覇を逃したスウェーデン。通算26アンダーの単独4位にはイングランドが浮上した。今田竜二藤田寛之が組む日本は、5バーディ、2ボギーの「69」。通算22アンダーの単独5位に終わり、昨年大会の成績(3位タイ)を上回ることはできなかった。

入れれば首位に並ぶバーディパットを外したG.マクドウェルを慰めるかのように、おどけるR.マキロイ
大会連覇がかかっていたスウェーデンだが、惜しくも1ストローク及ばなかった
I.ポールターとR.フィッシャーが組むイングランドが単独4位と健闘!
4番で3メートルのバーディパットを沈め、ガッツポーズを見せる藤田寛之
15番でバーディ奪取。最終日はグータッチの場面をもう少し見たかった…
初となる世界一のタイトルを獲得し、喜びを爆発させるイタリアチーム
開幕前には、イタリアがチャンピオンブレザーに袖を通すことなど想像しただろうか
2連連続出場の今田竜二だが、「このプレッシャーには慣れようがない」と振り返る
初出場の今年は惜敗を喫したR.マキロイ。今後、何度もリベンジのチャンスは訪れるだろう
4日間、とにかくパットに苦しみ続けた今田竜二
パットの名手として鳴らす今田竜二だが、「他国との差はパット」と振り返った
ギャラリーが構えるカメラやシャッターオンに、常にイライラモードだったI.ポールター
4日間の戦いを終えた今田竜二と藤田寛之。想像を絶するプレッシャーの中での戦い、お疲れ様でした

2009年 オメガ・ミッションヒルズワールドカップ