2009年 ザ・プレジデンツカップ

米国選抜が6度目の優勝を飾る! 石川はシングルス戦で勝利

2009/10/12 10:10
5ポイント差をつけて今大会6勝目を挙げた米国選抜。5戦全勝のタイガー・ウッズの強さが光った。

米国カリフォルニア州にあるハーディングパークGCで行われている米国選抜対国際選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」の最終日、この日は全12試合のシングルスマッチが行われた。3日目を終えて米国選抜が12.5ポイントと3ポイントリード。17.5ポイント以上を奪えばチームの優勝が決まる為、米国は5試合、国際選抜は8試合が優勝の為に必要な勝利数だった。

前半は米国選抜が優勢に試合を進める。最初に勝負がついたのは第2試合のS.シンクA.スコット。シンクが4&3でスコットを破ると、第1試合のH.メイハンC.ビジェガスも、メイハンが2&1で勝利し、米国選抜が2ポイントを追加する。さらに第4試合でA.キムR.アレンビーを5&3で下し、第6試合ではS.オヘアーE.エルスを6&4で破って、米国選抜は早々に優勝まであと1ポイントに迫った。

次にポイントが動いたのは、第9試合のT.ウッズY.E.ヤンの試合。1番でヤンがバーディを奪って1upとしたが、その後はウッズの猛攻が続く。3番でオールスクエアとすると、5番、8番、9番、11番とバーディでアップを積み重ね、最後は13番でバーディを奪って6&5で勝利。自身の勝利と同時に今大会の米国チームの優勝を確定させた。

その後は、国際選抜のG.オギルビーT.クラーク石川遼A.カブレラが勝利で1ポイントを追加し、米国選抜はP.ミケルソンが勝利。J.レナードM.ウィアL.グローバーV.シンの対決は引分けで共に0.5ポイントを追加した。

4日間の競技を終え、米国選抜が19.5ポイント、国際選抜が14.5ポイントとなり、米国選抜が6度目のプレジデンツカップ獲得を決めた。個人別に見ると、5戦全勝はウッズただ一人。今大会がプレジデンツカップ初出場となった石川は、3勝2敗で3ポイントを獲得した。

初キャプテンとして米国チームを勝利に導いたフレッド・カプルス
14番ホール、ティショットを2メートルにつけ、小さくガッツポーズ
15番ホール、ティショットをハザード近くに打ち込みピンチ。だが、飛球線上にモニターがあり無罰の救済を受けた
2011年の大会はオーストラリアで開催。「次回はもっと陽が照って暖かいよ」というノーマンのスピーチは会場の笑いを誘った
「こんなにいい選手がそろうなら、またキャプテンをやってもいい」というカプルス。一番難しい仕事は「キャプテン推薦の指名」だったそうだ
とっても寒かった。「観たいけど、顔を出したくないよ~」
全米プロの雪辱戦となったタイガー対ヤンのマッチ。ガチンコ勝負、今回はタイガーの勝ち!
同じファッションだが、ひと工夫でぐっとおしゃれに。S・シンクの奥さんはブーツ姿が決まってました
日本人ファンも熱心に応援してくれた。遼くんは勝利したが、残念ながらチームは敗北。ガックリ…
見えない?よく見える?
親子ほどの年の差はあったが、ペリーとの飛距離はほとんど変わらない。まだまだ教わることは多い
「エアジョーダン」を履いたマイケル・ジョーダン。開会式にコンバースを履いたL.グローバーはナイキのシューズを履いた
マッチプレーならではの光景。レフリーを務める山中氏がカップからの2人のボールの距離を紐で計測
元国務長官を務めたC.ライス氏も閉会式に出席
決して易々と勝たせてくれる相手ではなかったペリー。勝敗の分かれ目は、パットが入るか入らないか、紙一重の勝負だった

2009年 ザ・プレジデンツカップ