2020年 ソニーオープンinハワイ

ワイアラエは左ドッグレッグ攻略が浮沈のカギ

2020/01/09 19:31

ワイアラエCC 2番パー4(423yd)

ティグラウンドからピンは見えないワイアラエCCの2番ホール

みなさま、新年おめでとうございます。PGAツアーも前週マウイ島での「セントリートーナメントofチャンピオンズ」でシーズンが再開し、今週はオアフ島で「ソニーオープンinハワイ」。いよいよフルフィールドで優勝争いが行われます。

日本人にとってもなじみ深い、会場のワイアラエCCはショットの飛距離よりも正確性が重視されます。前年のチャンピオン、ツアー屈指のショットメーカーであるマット・クーチャーのように、硬くて狭いフェアウェイ、小さいグリーンを丁寧に攻めたいところです。

左サイドの池を警戒。タイトなフェアウェイをとらえたい

2番ホールは序盤の厄介なパー4。ティイングエリアに立つと、選手、キャディはクリスマスや年末年始の“休みボケ”から、たたき起こされるような感覚があります。距離は423ydと短いながら、左ドッグレッグで、左サイドはずっと池が続き、プレッシャーに襲われます。

フェアウェイの右サイド、ティからは正面に見えるバンカーが、視覚的に第1打の落としどころのターゲットを狭くします。この時期は北風が吹くことが多く、ここではアゲンストに。難度も高くなります。第2打はフェアウェイから打てたとしても、ロングアイアンになることも。特にグリーン右サイドにピンが切られた日にスコアを伸ばすのは至難の業です。

グリーンは砲台気味。右サイドに前後に尾根が走る

オフシーズンに選手が作ってきたスイングがこのホールで新年早々に試されます。まずはティショットが各選手の調子の良さ、自信の有無のバロメーターになるでしょう。

ワイアラエは2番のほか8、16、18番(パー5)の左ドッグレッグのホールがキーポイント。左サイドを怖がらずに第1打を打てるか、注目して観戦をお楽しみください!(解説・進藤大典)

2020年 ソニーオープンinハワイ