米国シニアツアー

【WORLD】T.レーマンが2011年賞金王獲得

2011/12/08 16:18

Golf World(2011年11月28日号) GW bunker

トム・レーマンは、今季2戦目の「アリアンツ選手権」に優勝しチャールズ・シュワッブ・カップのポイントレースをリードしていた。その後もランキング首位を堅持してきたが、11月6日に最終戦を迎えた「チャールズ・シュワッブ・カップ」で、あわや逆転という窮地に追い込まれた。

最終戦まで2位マーク・カルカベッキアとのポイント差を382としていたレーマン。ツアー史上、レーマンと同等のポイント差から逆転された最終戦で逆転された唯一の例は、2005年にトム・ワトソンがダナ・クイグリーを逆転した1回のみだった。

トーナメントは、ジェイ・ドン・ブレイクが今季2勝目をほぼ手中に収めていたため、18位タイでホールアウトしたレーマンは、クラブハウスでライバルのプレーに視線を送っていた。

カルカベッキアがレーマンを逆転するには、2位タイを2人以内で分ける必要があったが、結果2位タイには、カルカベッキア、ローレン・ロバーツマイケル・アレンジェイ・ハースの4選手が入り、リーマンの賞金王が確定した。

2011年にシーズン3勝を挙げたのは、レーマンとジョン・クックのみで、賞金王の他、年間最優秀選手賞を獲得する可能性も浮上している。もし選手投票により年間MVPに選出されれば、ネイションワイド、PGA、そしてチャンピオンズツアーで同賞を獲得した史上初の選手となる。

20年前、まだホーガンツアーとして知られていた下部ツアーにいた31歳当時、レーマンは「俺は35歳になってミニツアーを回るようなプロにはなりたくない」と語っていた。そして当時についてこう話す。「1991年に自分が言ったことをはっきりと覚えているよ。『自分の進む道は2つに1つ。勝って先に進むか、これで終わるかだ』とね」。

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