今季最初の複数回優勝 穴井詩は1Wを「ローグST」にチェンジ
◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 最終日(30日)◇浜野GC(千葉)◇6656yd(パー72)
穴井詩が単独首位で出た最終日を「71」で回り、食い下がる永峰咲希を振り切って4週前の「ヤマハレディース」に続く今季2勝目、ツアー通算5勝目を遂げた。今季1人目の複数回優勝達成者となった。
前回の勝利時からの変更点は、1Wのヘッドのみ。「ヤマハ」では「キャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンド」(9度)を使用していたが、今週から前作「キャロウェイ ローグST トリプルダイヤモンド」(8.5度)にチェンジした。
「先週のフジサンケイで体力を削られてドライバーを重く感じてしまっていたので、今週は軽いヘッドを使ったらちょうど良かった」。3日間を通しての平均ドライビングディスタンスは263.333ydで全体4位を記録。「だいぶ高さが出るようになった」と弾道の変化も実感した。
5勝目に一番貢献したクラブには58度のウェッジ「Grind Studio」を挙げた。群馬を拠点とするウェッジメーカーが製造するこだわりの一本で、「今週はロングホールで、ウェッジのお陰でバーディが獲れた」と振り返った。3日間のパーオン率は77.77%(42/54)で全体トップ。持ち前の飛距離に加え、安定したショット力で頂点に立った。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:キャロウェイ ローグST トリプルダイヤモンド(8.5度)
シャフト:三菱ケミカルTENSEI CKプロ オレンジ(長さ45.25インチ、重さ60g台、硬さS)
フェアウェイウッド:キャロウェイ パラダイム(3番15度)、エピック スピード(5番18度)、ローグST MAX(7番21度)
シャフト:三菱ケミカル TENSEI プロ ホワイト 1K(3番&5番:重さ60g台、硬さS)(7番:重さ70g台、硬さS)
ユーティリティ:キャロウェイ ローグ(5番24度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD HY(重さ90g台、硬さS)
アイアン:ミズノ JPX921 TOUR(5番~PW)
シャフト:FST KBS ツアー FLT(硬さR+)
ウェッジ:キャロウェイ JAWS RAW(52度)、Grind Studioウェッジ(58度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー(S200)
パター:オデッセイ ホワイト・ホット オージー 2-BALL BLADE
ボール:タイトリスト プロV1