“COTOMO”は愛と勝利の証し 池村寛世はウェッジ5本で攻略
◇国内男子◇ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 最終日(12日)◇麻生飯塚GC (福岡)◇6809yd(パー72)
池村寛世が初日から首位を譲らない完全優勝で今季初勝利を飾った。後続に3打差をつけて迎えた最終日は「68」。一時は後続に6打差をつけながら、後半に停滞し最終18番は1打差のプレッシャーを乗り越えた。
今季初めは得意の1Wショットに苦しみ、初戦から4試合連続で予選落ちした。テーラーメイドの新製品「ステルス」シリーズの調整に時間を要し、3戦目から以前使用していたM5 ドライバーを引っ張り出してきた。なお、昨年キャリア初勝利を挙げた際にはSIM2 MAXを使用。アイアンも愛用していたマッスルバックから、5月にキャビティのP750 ツアープロトにスイッチした。
300yd超の1Wショットが武器にする一方で、「ショートゲーム、中途半端な60、70ydの距離の精度」を課題にしている。18ホールの総距離が短い今大会はアイアン型のユーティリティを1本抜き、初めてロフト62度のウェッジ(タイトリスト ボーケイ SM9)を入れ、PWを含めてウェッジ5本体制でコースを攻略した。
パートナーの坂口琴音さんをキャディに起用して、昨年の初勝利から通算2勝目。59度と62度のウェッジのバックフェースには「COTOMO」と刻印がある。琴音(ことね)と寛世(ともよ)を掛け合わせた愛の証し。ごちそうさまでした。
<最終日の使用ギア>
ドライバー:テーラーメイド M5(ロフト9度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD クアトロテック(長さ45.5インチ、重さ65g、硬さX)
ユーティリティ:テーラーメイド ギャッパー ロー(2番17度)
アイアン:テーラーメイド P750 ツアープロト(4番~PW)
ウェッジ:テーラーメイド ミルドグラインド3(49、54度)、タイトリスト ボーケイ ウェッジワークス2021プロト(59度)、ボーケイ SM9(62度)
パター:オデッセイ TRI-HOT 5K TRIPLE WIDE(中尺)
ボール:テーラーメイドTP5x