トヨタジュニアワールドカップ

初出場組の健闘光る 金谷拓実は個人4位発進の安定感

2016/06/14 19:29
日本男子のエース金谷拓実は、個人戦でも首位と2打差につける4アンダーでチームを牽引した

ジュニアゴルフの国別対抗戦「2016トヨタジュニアゴルフワールドカップSupported by JAL」が14日、愛知県の中京ゴルフ倶楽部石野コースで開幕した。昨年大会で男女ともに個人・団体を制した日本チームは初日、女子団体でさっそく首位に立つなど2年連続の4冠に向けて好スタートを切った。

男子団体戦で日本は初日、首位のドイツと2打差の7アンダーで3位につけた。4人がプレーして3人のスコアが採用される形式。杉原大河(徳島・生光学園高2年)が2アンダーの「69」(男子はパー71)で個人12位、池田悠希(熊本・秀岳館高1年)が1アンダーの「70」で個人16位と初出場の2人がまずは及第点のプレーで滑り出したのが大きかった。

大黒柱の存在感を見せたのは、2年連続の大会出場で日本アマ王者でもある金谷拓実(広島学院高3年)だ。7バーディ3ボギーで個人成績でも首位と2打差の4位につける「67」をマークし、「飛び抜けて、これが良かったというものはありませんでした」と、コメントも抜群の安定感。「初日としては満足のスコアです。昨年に比べてショットの精度が上がっているので、余裕を持ってプレーできました。4日間アンダーで回り、個人優勝、そして団体優勝の完全優勝を目指します」と、力強い言葉でチームに勢いをつけた。

男子はほかに、この日「73」とスコアを伸ばせなかったが、昨年大会で個人優勝を果たした岡崎錬(福井工大附高3年)も巻き返しに虎視眈々。「あと3日間、長いのでチャンスはあります」と言葉は前向きで、団体連覇へ向けて手ごたえ十分なスタートとなった。