スリクソンの王道マッスルバック 「Z-フォージド アイアン」発見
2019/01/30 10:45
住友ゴム工業が展開するダンロップの“正統派”アイアンがツアー会場で披露された。マッスルバック形状の「スリクソン Z-フォージド アイアン」は米国では2月、日本では3月16日に発売を予定している。
PGAツアーを舞台にする同社契約プロ数人が実戦で投入した。2016年にリリースされた「スリクソン Z965 アイアン」の後継機種にあたり、その造形美にまず目をひかれる。
軟鉄鍛造の王道モデルはヘッドの大きさ、グースの少なさは前作同様、いわゆる中上級者向き。三角形に近いフェース面の見た目が、ゴルファーにシャープな印象を与える。V字型に削られたソール(TOUR V.T. SOLE)はラフなどからでもヘッドが抜けやすいよう、地面に触れる時間を短くするよう工夫されたものだ。
最近はいわゆる“飛び系”アイアンの流行で、構造やデザインが複雑化しており、ツアー担当者も今作を「私たちから見ても新鮮に思えるヘッド」と語る。「やはりトッププロには、多くのアマチュアゴルファーとは違う打感や操作性を求める選手がおり、一般的な市場とは違う部分の需要がある」と、今後は契約プロを中心に供給を進めていく。