2014年 全英オープン

全英でTOP10独占!? 知られざる“日本勢”の活躍

2014/07/24 12:33
ドライバーを積極的に利用したロリー・マキロイ。そのシャフトは信頼の日本ブランドだった(Tom Pennington/Getty Images)

優勝争いこそならなかったが、初日に10位発進の松山英樹や最終日に出場選手中最多の8バーディを奪った小田孔明ら日本勢の奮闘もあった全英オープン。だが、「ある部門」ではトップ10(9位タイ3人のため11人)のうち8人を“日本勢”が占めていたことが分かった。

全英トップ10選手が使用したドライバーのシャフトをメーカー別で調べたところ、優勝したロリー・マキロイらトップ3をはじめ4人が三菱レイヨン(日本未発売モデル含む)、2人が藤倉ゴム工業、グラファイトデザインとシャフトラボ(USTマミヤ)がそれぞれ1人で計8人に及ぶことが分かった。

残る3人が使用した「アルディラ」も三菱レイヨン社の傘下となっており、実質的には日本のメーカーが独占した格好だ。

ドライバーシャフトに使われるカーボン自体、日系メーカーが世界シェア7割を占めることもあり、日本のシャフトメーカーの技術力は高い。世界最高レベルのメジャートーナメントで、日本のモノづくりに対するトッププレーヤーたちからの“信頼”が如実に現れる形となった。

順位選手名使用シャフト
優勝R.マキロイ三菱レイヨン KUROKAGE SILVER 70X(日本未発売)
2S.ガルシア三菱レイヨン ディアマナ D103X(日本未発売)
2R.ファウラー三菱レイヨン ディアマナ D73X
4J.フューリック藤倉ゴム工業 Motore Speeder VC6.2 X
5M.レイシュマンアルディラ RIP フェノム 70X
5A.スコットグラファイトデザイン ツアーAD DI 8X
7C.シュワルツェル藤倉ゴム工業 Motore Speeder VC7.2 ツアースペックX
7E.モリナリUSTマミヤ ATTAS 3 6X
9Sh.ローリーアルディラ RIP A70 X
9V.デュビッソンアルディラ ツアーブルー 65 TX
9G.マクドウェル三菱レイヨン ディアマナ Wシリーズ 60X

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