「ホワイト・ホット VERSA」がPGAツアーで盛況 ファウラー使う前作にも脚光
◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 事前情報◇ペブルビーチGL(6972yd、パー72)、スパイグラスヒルGC(7041yd、パー72)、モントレーペニンシュラCC(6934yd、パー71)
1月26日に発表されたオデッセイ「VERSA(ヴァーサ)」シリーズのニューモデル。「ホワイト・ホット VERSAパター」と名付けられた新作はツアー会場でもすでにお披露目されており、「AT&Tペブルビーチプロアマ」開幕前もネックタイプやサイドラインの入り方が違うものが練習グリーンにズラリと並んだ。
シリーズの特徴である黒いヘッドの中心部分に引かれた白いラインとのコントラストがリニューアルされた。トップブレードの厚みと同じ太さにすることでアライメントの際に均一に見えるようになり、よりスクエアに構えやすくなっているという。
ピン型の「ONE」、幅広の「DOUBLE WIDE」、小型マレットの「THREE T」、ツノ型の「SEVEN」に加え、ネオマレットの「TWELVE」が登場した。重心をフェース側に寄せる“浅重心”によって高い操作性も実現して話題を呼んだ「ELEVEN」の後継にあたり、据わりの良いシャローフェースが印象的だ。
昨年9月の「プレジデンツカップ」で世界選抜入りも果たしたクリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ)は「SEVEN」を選んだ。ひときわ注目を浴びたのはリッキー・ファウラー。2週前の「ザ・アメリカンエキスプレス」から2014年1月発売の「VERSA JAILBIRD」を使用。帯同キャディのレプリカであることも相まって大きなニュースとなった。
前週「ファーマーズインシュランスオープン」で前作「VERSA #7」を使うサム・ライダーが3日目まで首位を走って4位と初優勝に迫り、ファウラーも11位でフィニッシュ。欧州ツアーではさらに愛用する選手が多く、ツアー1勝のカル・サモーア(フィンランド)が「SEVEN」、契約外でも李昊桐(中国)が「TWELVE」をバッグに入れるなど、早くもニューモデルが人気を集めている。