2019年 WGCフェデックス セントジュード招待

市原弘大は発売前の「ATTAS」最新シャフト投入へ

2019/07/23 11:07
2年連続出場となる市原弘大。開幕前に最新シャフトのテストを重ねている

◇世界選手権シリーズ◇WGCフェデックス セントジュード招待 事前(22日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7237yd(パー70)

昨年11月の国内ツアー「ダンロップフェニックス」優勝により出場権を得た市原弘大が、世界ゴルフ選手権(WGC)の大舞台で最新シャフトの投入に前向きだ。

ATTAS(アッタス)11』と刻まれたロゴが示す通り、USTマミヤの人気シリーズ11代目となるモデル。発表前ということで詳細な特徴は伏せられているが、担当者によれば『ATTAS JACK(アッタス ジャック)』の呼び名で9月に発売予定だという。

日本では7月上旬から男女ツアーでテストが始まり、10代目『The ATTAS』を使用していた市原も「日本プロ」開幕前に受け取った。「コースで使ったことはなかったけれど、練習で試して、いけそうな感じがあったので持ってきました」と最新シャフトを携えて渡米。

コース入りした月曜日は雷雨予報の影響もあってウェッジとパター練習だけのコース視察にとどめたが、ドライビングレンジでの調整後には「使ってみようかなと思います」と改めて投入への意欲を口にした。

USTマミヤの最新シャフト「ATTAS 11」。市原弘大は初投入に前向きだった

市原は「切り返しの時はゆっくりしなり、インパクトあたりで(ヘッドが)戻ってくる感じ。フレックス以上に戻ってくるので、シャフトを使って飛ばせる感じが強い。タイミングが取りやすく、飛んでいる感じはします」と評価。かつて長く愛用していた『ATTAS G7』に「少し近いしなり」を感じる特徴も、今作へスムーズに切り替えられた一因のようだ。

WGC初出場を遂げた前年大会は、7400yd(パー70)設定のファイヤーストーンCC(オハイオ州)で開催。通算13オーバーの下位で4日間を終え、「下りのホールも多かったので距離(の長さ)はそれほど感じなかった。それよりも狭さ。木の枝がせり出したホールも多かったので」という印象だ。

今年は7237yd(パー70)の設定となり、「今週は広そうなのでパワーゲームになりそう」というのが市原の見立て。初投入の最新シャフトがコース攻略の助けとなるか。(テネシー州メンフィス/塚田達也)

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