2016年 SMBCシンガポールオープン

2016年の薗田峻輔は“音”を聞け!ヴェイパー フレックス 440 ドライバー

2016/01/26 17:17
2016年初戦に新ドライバーを投入する薗田俊輔

ドライビングレンジで響かせる音は、他選手のそれと明らかに違う。薗田峻輔が2016年の初戦「SMBCシンガポールオープン」で握るナイキの新ドライバー「ヴェイパー フレックス 440 ドライバー」は、インパクトの瞬間におよそメタルウッドとは思えない“ボゴッ!”という重低音を鳴らしている。

昨年12月に発表された「ヴェイパー フライ」シリーズは、ドライバーで3機種をラインアップ。ロリー・マキロイ(北アイルランド)が握る「ヴェイパー フライ プロ ドライバー」と「ヴェイパー フライ ドライバー」は、いずれも460ccの鮮やかな青いヘッドが特徴的だ。

一方、薗田が今年投入するモデルはその名のとおり、ヘッド体積は440ccとやや小ぶりな洋ナシ型。チタンで作られたネックからトゥ部分にかけては青いが、クラウンからソールにかけてはつや消し加工が施された黒。ここにはナイキ社のボールのコアにもなる、軽量素材のRZN(レジン)が使われている。

「クラシカルな音がして、打感もいい」と薗田。「僕にとっては、ボールがフェースに食いつくような好きな音。イメージにすごく合っているので気持ちがいいですね。見た目が2色なのも、黒い部分が大きくて違和感がない」。

昨年はツアー通算3勝目に届かず、賞金ランキング52位と振るわなかったが、予選落ちの数が減った(2014年11回/15年6回)。「去年は自分としては気持ちよくプレーできたシーズンだった。今年は勝ちたいのはもちろん、いろんなところでゴルフがしたい」。前年に続いて選手会の副会長を務めるシーズン。新しい武器で再起を図る。(シンガポール・セントーサ/桂川洋一)

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