国内男子ツアー

グラファイトデザイン TourAD GTシリーズ

2012/11/01 12:38
ツアー屈指の使用率を誇るTour ADシリーズの新作はブルー×シルバーカラー

数々のシャフトメーカー、ブランドが新製品をリリースするシーズン後半戦。世界のツアーでトップクラスの使用率を誇るグラファイトデザイン社の「TourAD」ブランドも新シリーズがお目見えした。昨今の「EV」→「DI」→「DJ」→「BB」という系譜を経て、今回はブルーとシルバーカラーがまぶしい新製品「TourAD GTシリーズ」だ。

8月末の「フジサンケイクラシック」からツアーでプロ選手に対しプロモーションを開始した同製品は、さっそく結果を残した。9月の「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン」で、小林正則が最終日に6打差をひっくり返す逆転劇で通算2勝目をマーク。国内屈指の飛ばし屋のプレーをアシストしたことで、トーナメント会場でも注目度はアップした。

このシンシャフトを導入してさっそく勝利を挙げた小林正則

同社プロ担当・高橋雅也さんによれば、今作は「BBよりも手元がしっかり目、先は少し軟らかめ目。BBよりも少し弾きが良くなった」とのこと。一方で2作前のDJと比較すると「手元が軟らかく、先がややしっかり目です。DJほど急激に戻る感じはありません」という。今回の製品は新開発のテクノロジーが投入されているわけではない。DIからナノテク素材を使用してから、4代目。この継続により、それぞれのゴルファーにマッチしたタイプのものを選択して欲しい思いもある。

それでも、自信に揺るぎは無い。前作「BB」は「ブルー・バレット=青い弾道」からその名がついたが、「GT」は「グラファイト・テクノロジー」の略。社名の一部が入った自信作といえそう?「シリーズの集大成、というわけではないですが、今までの技術を詰め込んだものになります」と高橋さん。またしてもツアーを圧巻する使用率を見せるのだろうか。