2020年 ダンロップフェニックス

国内ツアー3連勝中!松山英樹も実戦投入のスリクソンZXシリーズは入荷待ちも

2020/11/21 08:50
マスターズでスリクソンZX-5ドライバーを使う松山英樹(Patrick Smith/Getty Images)

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目(20日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7042yd(パー71)

今年、これまでに国内開催された男子ツアー3試合で優勝した星野陸也(フジサンケイクラシック)、稲森佑貴(日本オープン)、香妻陣一朗(三井住友VISA太平洋マスターズ)は、全員同じ「ダンロップ スリクソン ZX7 ドライバー」を使っている。同ブランドを展開する住友ゴム工業の担当者も「聞いたことがない」という国内3連勝の追い風に乗って、今週いよいよ主催大会(フェニックス・シーガイア・リゾート、毎日放送との3社共催)を迎えている。

今季の躍進は突然に…というわけではない。昨年は「全英オープン」でシェーン・ローリー(アイルランド)が「Z585ドライバー」で海外メジャー初優勝。「全米女子プロ選手権」では、ハンナ・グリーン(オーストラリア)が「Z785 ドライバー」で同じく女子メジャー初優勝を飾っている。スリクソンブランドとして男女ともに初の海外メジャー優勝で、それを同一年に達成するという記念すべき2019年だったのだ。

さらにスリクソンにとってのビッグニュースは、米ツアーで活躍する松山英樹が今年8月の「BMW選手権」でZX5ドライバーを実戦投入し、383ydをかっ飛ばして優勝争いに加わったという事実。たとえ用具契約していても、納得いくモノでなければ使わなかった松山が、満を持して同ブランドの1Wを使ったことで、製品の良さがより強調される形となった。

そんな相乗効果もあってZXシリーズドライバーは現在、店頭への入荷が一部追いついていないという。特にZX5ドライバーが人気で、カタログ掲載の通常生産モデルは今月中には供給不足が解消される予定だが、カスタムモデルは納品が年明けになる物もあるという。

同ブランドとして過去最大のヒットとなった2005年「スリクソンW-505ドライバー」に迫る勢いというZXシリーズにけん引され、一時は落ち込んだ販売も回復基調。付け加えれば、同社がスターター向けに販売している男子11本、女子7本にキャディバッグが付いたクラブセットも、昨対比110%の売り上げで推移している。コロナ禍に見舞われた2020年だが、これまで地道に積み重ねてきた企業努力が確かな実を結びつつあるようだ。(宮崎市/今岡涼太)

ダンロップ
大きな飛距離と操作性
発売日:2020/10/17 参考価格: 74,800円
ダンロップ
大きな飛距離と寛容性
発売日:2020/10/17 参考価格: 72,600円

2020年 ダンロップフェニックス