2021年 BMWインターナショナルオープン

「いま僕はココにいます」Vol.115 ドイツ編

2021/06/24 12:15
今週の欧州ツアーはミュンヘンで!

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・27歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、キャリアで巡った国と地域の数は実に70に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いまぼくはミュンヘンにいます。

スウェーデンからデンマークを通ってドイツへ

スウェーデンでの試合を終えて、前週はオープンウィーク。スカンジナビア半島から南下してドイツにやってきました。今週は欧州ツアー「BMWインターナショナルオープン」に出場します。

直近の試合「スカンジナビア・ミックス Hosted by ヘンリック&アニカ」で今季最高の7位でフィニッシュ。最終日にパットがよく決まってくれました。史上初めての女子選手との混合戦は、同じコースで男女が上位を争う展開になりました。18ホールの距離は女子選手にとって普段よりも短い設定だったらしく、3日目までは男子がトップに立てない状況に。ゴルフツアーの新しい可能性も見えて大会は大成功だったように思います。

アンデルセンが生まれたデンマーク・オーデンセの街

さて今回の遠征はレンタカーでの長距離移動が続きます。スウェーデンのイェーテボリからまずデンマークのオーデンセという街に立ち寄りました。こちら、あの童話作家のハンス・クリスチャン・アンデルセンが生まれ育ったところなのです。生誕の地の近くに2泊してからドイツに向かいました。

緑も多いデュッセルドルフのダウンタウン

ハンブルクでまた2泊したのに続き、初めて訪れたデュッセルドルフで3泊。ドイツ中西部にあるデュッセルドルフは欧州で1、2を争う日本人街があります。噂には聞いていましたが、驚きの連続でした。

デュッセルドルフで本格的な蕎麦をいただきました

タイのバンコクやインドネシアのジャカルタ、フィリピンのマニラなどアジア各国にはいくつか大きな日本人街がつくられていますが、欧州ではここまでの規模は珍しい。スーパーマーケットにお刺身が売られていたり、レストランも中華に焼き鳥、焼肉とオールジャンルが網羅されていたりとびっくり。入ったお蕎麦屋さんの天ぷらもサクッとしていておいしかったです。

プロアマ戦で一緒にプレーしたゲストの方たちと。一番右の方は元テニス選手でした

試合続きで日本が恋しくなったときに、またぜひ滞在したい街が見つかったのは大きな収穫。デュッセルドルフからさらに6時間ほどかけてやってきたミュンヘンで、今週もティオフします!

来週からはアイルランド、スコットランドに飛びます

2021年 BMWインターナショナルオープン