2017年 クイーンズカップ

「いま僕はココにいます」Vol.12 ベトナム編

2017/06/15 12:39
日本から再び東南アジアへ。まずはハノイから。写真右がホアンキエム湖の公園です

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・23歳。2012年のプロデビューから5年間で巡った国の数は20以上。活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。世界を旅することこそが、幼い頃からの夢だった。傍らにはキャディバッグと小さなスーツケース。ゴルフで旅する渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、ハノイ&ダナンにいます。

日本での連戦を終えて再び東南アジアへ!

国内ツアー「日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills」を終えて、6月初旬に東南アジアに“帰って”きました(笑)。タイ・バンコク経由でベトナムへ。アジアンツアーに出場する前に、ハノイとダナンで調整です。

日本での連戦中に首を痛めてしまい、治療もかねてまずはハノイに向かいます。ホアンキエム湖のほとりの公園で、みんながのんびりベンチに座っている光景が大好き。心も整えることができました。

3月にハノイの様子をお伝えしたので、今回はダナンについて。南北に細長いベトナムで、北のハノイと南のホーチミンは有名ですが、ちょうどその間くらいにある当地は、南シナ海に面したビーチリゾートとして今、注目されているんです。ベトナム航空で成田からの直行便も飛んでいますよ。

ダナンゴルフクラブ(上)とモンゴメリーリンクス。どちらも趣向のきいた素晴らしいコースでした

ダナンには素晴らしいゴルフ場もありました。ダナンゴルフクラブグレッグ・ノーマン設計のシーサイドコース。オーストラリアのコースように、ヒース地帯やウェイストエリアが多く設けられ、フェアウェイにも多くアンジュレーションがあります。木々が少なく、2015年に出場した「全米オープン」会場のチェンバーズベイGCにも似た感じ。最近のトーナメントコースの流行スタイルともいえそうです。

その隣にあるのが、スコットランドのコリン・モンゴメリー設計のモンゴメリーリンクス。こちらは英国風で、アップダウンも多く、手の込んだ作りでバンカーや池も効いています。アジアのリゾートコースはラフまで整備が行き届いているところが多いのですが、今回プレーした2つはしっかりメンテナンスが施されつつも野性味も残されていて、本当に楽しむことができました。

<今週のランチ>
ベトナムの絶品イタリアンをご紹介します。ホーチミン、ハノイで日本人が経営するピザレストラン「Pizza 4P’s」が、ダノンにもあってうれしいビックリ。ブッラータ・チーズが乗ったパルマハムのピザは14万5000ドン(約703円)でした。

ベトナムで展開されているPizza-4P’s

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