笹生優花が2イーグルで急浮上 日本勢は渋野日向子ら5人決勝へ
◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 2日目(20日)◇TPCリバーベンド(オハイオ州)◇6705yd(パー72)
2位から出たアタヤ・ティティクル(タイ)が7バーディ、1ボギーの「66」で回り、通算12アンダーの単独首位に浮上した。6月「ダウ選手権」に続く今季2勝目に前進して週末に向かう。
通算11アンダーの2位に、8月のメジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」を制して以来の出場となるリディア・コー(ニュージーランド)が4位から浮上。1イーグル、4バーディのプレーで首位に迫った。
8人が出場する日本勢では、83位から出た笹生優花が2イーグル4バーディ、1ボギーの「65」をマークし、通算6アンダーの23位にジャンプアップ。3試合連続で予選落ち中の流れを断ち切り、首位に6打差で決勝ラウンドに進んだ。
笹生は前半8番で175ydから3m、最終18番は205ydから2mにつけ、パー5で2つのイーグルを奪取。「良いティショットが打てて、セカンドもチャンスにつけられた」と、パワーを生かして積極的に攻める持ち味を十分に発揮し、この日ベストタイの好スコアにつなげた。「最近はすごくいいゴルフができていなかったので良かった」と、まずは予選通過と久々の手応えを喜んだ。
通算2アンダーの52位に渋野日向子と勝みなみ。渋野も83位から「69」と3つ伸ばし、7月「CPKC女子オープン」以来となる週末へ。勝は26位スタートから「73」とスコアを落として後退した。畑岡奈紗と西郷真央はともに「70」で回り、カットライン上の通算1アンダー64位で決勝に滑り込んだ。
西村優菜は通算2オーバーの98位で、米ツアー6試合連続の予選落ち。吉田優利は通算4オーバーの117位、稲見萌寧は通算8オーバーの134位に終わった。