パーマー設計コースで大会初開催 笹生、渋野、畑岡が3年連続、稲見は3カ月ぶり米ツアー
◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 事前情報◇TPCリバーベンド(オハイオ州)◇6705yd(パー72)
2022年に始まった大会はオハイオ州ケンウッドCC開催の過去2回から会場を移し、ことしは同州TPCリバーベンドで行われる。同会場はアーノルド・パーマー設計で、01年オープンの新しいコース。過去にはPGAツアーチャンピオンズ(クローガークラシック)や、米下部コーンフェリーツアー(チキータクラシック)の大会が行われてきた。
賞金総額は200万ドル(約2億8164万円)、優勝賞金30万ドル(約4224万円)。19日(木)から4日間の日程で144人が競う。
前回大会はミンジー・リー(オーストラリア)がチャーリー・ハル(イングランド)とのプレーオフを制してシーズン初優勝を飾り、22年6月「全米女子オープン」以来のツアー通算9勝目をあげた。日本勢は6人が出場し、笹生優花の5位タイが最上位だった。
ことし日本勢は笹生をはじめ8人が出場する。笹生、畑岡奈紗、渋野日向子は22年から3年連続での出場。渋野は予選落ちに終わった8月の今季メジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」以来の参戦となる。
前週国内女子ツアー「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」に出場していた西村優菜も、2年連続の参戦。住友生命-は40位で終えて渡米。米ツアーでは7月「Danaオープン」から5試合連続で予選落ちとなっており、悪い流れを断ち切りたい。
同じく国内に出場していた稲見萌寧も参戦。6月「全米女子プロ」以来の米女子ツアーとなる。同大会は2日目の前半9ホール終了後に体調不良のため棄権。米女子ツアーは今季14戦目で、これまでのベストフィニッシュは1月「ドライブオン選手権」の8位だった。
今季5度のトップ10入りの西郷真央は大会初出場。ルーキーイヤーの今季は年間ポイントランキングで14位につけており、ルーキー・オブ・ザ・イヤー争いでは2位のイム・ジンヒ(韓国)に96pt差をつけて1位にいる。
勝みなみと吉田優利も参戦。ともに8月29日から「FM選手権」に参戦し、2週前に日本で9月「日本女子プロ」に参戦していた。
<主な出場予定選手>
ミンジー・リー、チャーリー・ハル、畑岡奈紗、ネリー・コルダ、笹生優花、西村優菜、ダニエル・カン、レキシー・トンプソン、リディア・コー、勝みなみ、稲見萌寧、西郷真央、渋野日向子、吉田優利