マクグリービーが6打リード 永野竜太郎2位 松山英樹7打差3位で最終日へ
◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 3日目(16日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7042yd(パー71)◇雨(観衆2529人)
4打リードの単独首位から出た招待選手のマックス・マクグリービーが6バーディ、ノーボギーの「65」でプレー。米下部コーンフェリーツアー3勝の29歳が通算20アンダーに伸ばし、後続との差を6打に広げた。
マクグリービーは「パットがとにかく安定している」という。大会開幕前日の13日にパターのライ角を「アップライト過ぎる」と感じて、1度修正。おかげで「62」の2日目は24パット、この日も27パット。「自分の読みとラインがしっかり噛み合っている」とグリーン上のパフォーマンスがゴルフ全体に安心感を与えている。
2016年大会のブルックス・ケプカ、22年大会の比嘉一貴が記録した大会最多アンダーパーの通算21アンダーまであと1打。17年大会のケプカの9打差という大会最大差優勝まで視界に入れ、最終日を迎える。
通算14アンダーの2位に、この日のベストスコア「64」と伸ばした永野竜太郎。最終18番(パー5)を含む2イーグル、3バーディで回り、念願のツアー初優勝へ望みをつないだ。
2位から4打差を追った松山英樹は4バーディ、1ボギーの「68」で通算13アンダー3位。2014年以来となる大会2勝目、国内ツアーでは16年「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来のタイトルへ7打差を追う。
通算12アンダー4位に米ツアー2勝のアクシェイ・バティアとショーン・ノリス(南アフリカ)。通算11アンダー6位に賞金ランキング3位の木下稜介、2位から「70」で回った蝉川泰果、竹安俊也、スコット・ビンセント(ジンバブエ)が続いた。
前年覇者の杉浦悠太は「73」で5アンダー29位。賞金ランク1位の平田憲聖は「69」で通算4アンダー34位で池田勇太、小木曽喬らと並んでいる。
前週「三井住友VISA太平洋マスターズ」で20勝目を挙げた石川遼はイーブンパー「72」で回り、通算3アンダー43位で最終日に入る。
<上位成績>
1/-20/マックス・マクグリービー
2/-14/永野竜太郎
3/-13/松山英樹
4T/-12/ショーン・ノリス、アクシェイ・バティア
6T/-11/蝉川泰果、竹安俊也、木下稜介、スコット・ビンセント
10T/-10/金谷拓実、岩田寛