「18」「59」「63」「82」「11」PGAツアーの記録アラカルト
最初のナンバーは「18」。18勝、それはジャック・ニクラスの持つメジャー最多優勝記録。ゴルフ史上最強の選手と呼ばれたニクラスは、1962年の「全米オープン」でPGAツアー初優勝を達成。そして、ニクラスにとって最後のメジャータイトルは、86年の「マスターズ」でした。記録は破られるためにあるとしても、86年、46才だったニクラスの「マスターズ」制覇は、偉業として永久に語り継がれるだろう。
続いては「59」。PGAツアーで18ホールの最小ストローク記録を樹立したのは、77年のアル・ガイバーガーを始め、チップ・ベック、デビッド・デュバルの3人。アーロン・オーバーホルザ-は、先週の金曜日、最後にバーディ・パットが決まらず「59」達成を逃してしまった。
お次は「63」。メジャーで18ホールの最小ストロークをマークしたのは、73年の「全米オープン」最終日のジョニー・ミラーを始め22人の選手。しかし、ジョニー・ミラーだけがファイナル・ラウンドで「63」を記録し優勝につなげている。
そして「82」。82勝は、サム・スニードが持つPGAツア-の最多勝記録。スニードは52才の時に82勝目をマ-クしたが、それから40年以上経った現在もその記録は破られていない。ちなみに現役の選手では、タイガー・ウッズの48勝がナンバーワンとなっている。
そして最後は「11」。11連勝、それはバイロン・ネルソンが持つ記録。不滅と思われる記録を達成したネルソンは、5ヵ月にわたって11連勝を成し遂げたが、その間、稼いだ賞金は3万250ドル。また、ネルソンが樹立した連続予選通過記録を、去年59年ぶりに破ったのが、タイガー・ウッズ 。タイガーは142試合連続で予選通過。7年間にわたるタイガーの記録がストップしたのは、奇しくも去年の「バイロンネルソン・チャンピオンシップ」だった。タイガーの活躍が続く限り、PGAツアーの様々な記録は決して安泰とは云えない。