2013年 日本女子オープンゴルフ選手権競技

14歳の松原由美が3位浮上 「女子OP」最年少予選通過記録も樹立

2013/10/04 19:06
長尺パターを操る14歳、松原由美が3位タイで決勝ラウンドへ!

14歳の松原由美(大阪市立白鷺中3年)が、国内女子ツアー“最古のメジャー”で新たな歴史を作った。「日本女子オープン」2日目を25位タイからスタートし、3バーディ、2ボギーの「71」をマーク。通算1オーバーの3位タイに急浮上し、同大会の最年少予選通過を塗り替える14歳と224日で決勝ラウンドに進出した。

これまで、予選通過の年少記録を次々と塗り替えてきた松原。11年の「大王製紙エリエールレディス」では、12歳と270日で国内女子ツアーの最年少予選通過記録を更新。さらに、今年のメジャー初戦5月の「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」では、14歳と77日でメジャーの最年少予選通過記録も塗り替えている。

ツアーで立て続けに記録を樹立している実力は、最近のアマチュアゴルフ界の実績を見ても納得だ。今年6月の「日本女子アマ」ではトップで予選ラウンドを通過し、マッチプレー決勝戦で敗れての2位。また、今年8月の「全米女子アマ」では予選ラウンドで大会最少ストロークをマークするなど、まだ中学生ながら、国内外のアマチュアゴルファーをリードする存在と言えるだろう。

この日、樹立した記録については「知りませんでした。予選通過を目標に、1打1打に集中してパーを積み重ねることだけを考えていた」と、知らず知らずに達成していた快挙を冷静に振り返った。

首位と5打差で迎える決勝ラウンド。今大会の最年少優勝は、宮里藍が05年に記録した20歳と105日。また1つ、新たな歴史を作る可能性を十分に含んだ位置で、注目の14歳が残り36ホールを迎える。(神奈川県相模原市/塚田達也)

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