高橋彩華が悲願達成 ツアー史上最多11人目の「黄金世代」優勝
2022/04/24 15:15
◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 最終日(24日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6447yd(パー71)
単独首位から出た高橋彩華が通算12アンダーでツアー初優勝を果たした。畑岡奈紗、渋野日向子、勝みなみらと同じ1998年4月~99年3月生まれで、いわゆる「黄金世代」の優勝者は11人目に到達した。同学年優勝者記録は吉田弓美子や有村智恵、アン・ソンジュ(韓国)ら、87年度生まれの「10人」で並んでいたが、その記録を更新してツアー史上最多となった。
勝の史上最年少15歳でのアマチュア優勝に始まり、同じくアマチュアで畑岡が初の国内メジャー制覇を果たし、プロ転向後では新垣比菜が一番乗りで初Vを遂げた。大里桃子はプロテスト合格から23日目にして勝利を挙げ、河本結、渋野、原英莉花、小祝さくら、浅井咲希と続いてきた。
現在98年度生まれのツアープロは28人。前週「KKT杯バンテリンレディス」で植竹希望が初勝利を挙げた。2020年「アース・モンダミンカップ」で優勝争いを演じた田中瑞希、吉本ひかる、臼井麗香、山路晶と優勝の可能性を秘めた同世代はまだまだいる。今回、最終組から初勝利を目指した木下彩もその一人だった。
経験年数や試合数が異なるため単純に比較はできないが、過去の記録をひもとくとイ・ボミや申ジエら88年度生まれが通算73勝、有村世代が87勝。今回の高橋の勝利で98年度生まれの勝利数は35勝目に到達、勢いは加速している。(静岡県伊東市/石井操)