2010年 中日クラウンズ

石川遼58世界最少ストロークのすべて

2010/05/02 12:00
石川遼58ストローク

2010年5月2日(日)、晴天に恵まれたゴールデンウィーク真っ只中の名古屋ゴルフ倶楽部・和合コースには、15,904人という大ギャラリーが足を運んだ。

歴史と伝統の第51回「中日クラウンズ」最終日、首位は通算7アンダーの丸山茂樹。1打差でP.シーハンと上井邦浩が追いかける。石川遼はこの3日間、「68」「70」「71」の通算1アンダー。小さなグリーンと狭く短いコースを今ひとつ攻めきれない。首位とは6打差。優勝は難しいというのが大方の予想だったが、「最初の4ホールを2アンダーでいければ」と、石川は諦めてはいなかった。

この日記録した58ストロークは、世界6大ツアー(米、欧、豪、亜、南ア、日)での18ホール世界最少ストローク新記録。和合のコースレコード(61)を5年ぶりに塗り替え、さらに6打差の逆転優勝、最年少優勝、9Hの最少スコア(28)、最多バーディ数(12)はすべて大会新記録。「夢の中でプレーしているようだった」と振り返った石川。

その58ストロークすべてが、ここにある。

1番ティ、この日の58ストロークはこの一打から始まった
フェアウェイからウェッジでピンそばへ。これが石川ルートだ
1番バーディ。ギャラリーの喜ぶ顔
前日OBした2番のティショットは思い切り振り抜いて左ラフ
2Iで第2打を放った石川は不安そうに球の行方を見守る
カラーからファーストパットを放つ
返しの1mのパットを沈めて連続バーディ!
3番のティショット。既にギャラリーの視線は釘付け!?
好調なドライバーでフェアウェイキープ!第2打も確実にグリーンに載せた
ピン上7mからのバーディパットは惜しくも決まらず
3番は2パットのパー。前半2つしかないパーの1つ
170ヤードの4番パー3は、7Iでピン右下1mへピタリ
1mをきっちり沈めて3つ目のバーディ
5番のティショットはドライバーでフェアウェイへ
残り115ヤードをAWでピンそばへ
2mのバーディパットを沈めて力強いガッツポーズ
6番のティショットを終え、同組の山下和宏と談笑。ペアリングにも恵まれた
右ラフからの第2打はややミスショットでグリーンオーバー
グリーン左奥のラフから15ヤードをSWでチップイン!「ターニングポイント」の1打となった
7番パー3のティショットを放つ
ピン左7mからのファーストパット。必死にラインを読む
7番は2パットのパー。連続バーディは3で一旦ストップ
8番のティショットは2Iでフェアウェイキープ
第2打、残り160ヤードを8Iで左手前1mへ
バーディパットを沈め、キャディの加藤君とグータッチ
9番のティショットはグリーン手前のクロスウェイまで届く300ヤード越えのビッグドライブ
ピンまで残り45ヤードをSWで1mへ
1mのバーディパットを沈め、ハーフ「28」のツアー最小記録タイ
10番のティショットはこの日はドライバーをフェアウェイへ
冴え渡るサンドウェッジで1mにピタリ
3連続でのバーディ奪取!ギャラリーの声援に応える
337ヤードと短い11番パー4もドライバーで攻める!
ピンまで残り55ヤードの花道右ラフ。これが石川の攻め方だ
30cmにつけた石川はお先にタップインで4連続バーディ!
12番のティショットを2Iで放つ
右サイドのラフからピンを狙う
ピン上のグリーンエッジからアプローチ
アプローチをOKに寄せて5ホールぶりのパー
ホールインワンも出ちゃうんじゃないかと思わせる石川のティショット
4mのバーディパットはカップをかすめる
このホールは2パットで無難にパーをセーブする
14番のティショットはドライバをかっ飛ばす!
残り145ヤードを9Iで
こんなのも入っちゃうのー!カラーからパターでねじ込む!
15番パー5のティショットは右サイドのラフへ
右サイドの林を抜けて障害の無いラフまで行くのが石川のアドバンテージ
またもSWで1mにぴたりとつける
きっちり沈めてこの日11個目のバーディを奪う!
16番のティショットは3Wで左の林越えの1オン狙いを決断
グリーン手前のバンカーからピンそばへ。ティショットとこのバンカーショットが今週一番のショットだという
バンカーから1mにつけてこの日最後となる12個目のバーディ奪取!
数少ない納得行かないショットとなった17番のティショット
ピン上8mからのバーディパットは決まらず…
17番は2パットのパー
いよいよ最後のドライバーショットも、思い切り振りぬいた!
固唾を呑んで見守るギャラリーの中、ラフからグリーンを狙う
一番悔しいというバーディパット。5mをショートさせ唇を噛んだ
58ストローク目はタップインパー

2010年 中日クラウンズ