“彼に料理させろ” ミンウ・リーのオデッセイ新パター
2024年のミンウ・リー(オーストラリア)にとって新しいのは、ルルレモンとのアパレル契約だけではない。
今週、PGAツアーメンバーとしてデビューを飾るリーは、いくつかキャロウェイの新しいクラブをバッグに入れている。
3月「ザ・プレーヤーズ選手権」と6月メジャー「全米オープン」でトップ10入りするなど、2023年に成功を収め、世界ランキングを37位として今週の「ザ・アメリカンエキスプレス」に臨む。
世界選抜と米国選抜の対抗戦「プレジデンツカップ」の有力候補選手である25歳は、昨年末に出場した5大会で2勝を挙げ、その間、全ての大会で15位タイ以上の成績を残した。
この水曜に、GolfWRX.comはリーの近況を伺うと共に、彼が今年初めて臨むPGAツアーの大会で使用する新しいクラブを確認した。
リーは2023年末に行ったテスティングを経て、新しいキャロウェイ パラダイムAiスモーク ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)Sドライバー、キャロウェイ パラダイムAiスモーク ◆◆◆(トリプルダイヤモンド) 3番ウッド、そしてオデッセイ Ai-ONE ダブルワイドパター(バックバンパーに彼のニックネームである“CHEF”の文字が刻印されている)をバッグに入れた。
水曜に取材したGolfWRX.comに対し、リーは「(新しいドライバーは)いい感じだね。パラダイムでもドライバーの調子は良かったので、僕は少し懐疑的だったのだけど、新しいドライバーはバッグに入れた瞬間からかなりソリッドだったんだ」
「最初に使用したドライバーはここまで良くなかったのだけど、次に試したヘッドはかなり良かったので、今はそれを使っているんだ。これは的確なウィンドウ(打ち出しの枠)へ飛ぶし、狙い通りのショットが打てるんだ」と述べた。
リーの使用するモデルが、Aiスモークシリーズの中でも、通常モデルの◆◆◆(トリプルダイヤモンド)と比較すると、若干小型でよりコンパクトなヘッド形状をしたSモデルであることは注目に値する。このモデルもミスヒットでも高初速と高パフォーマンスを実現する。
「僕にとって、3番ウッドは替えるのが難しいんだ。何故かは分からないけれど、この新しい3番ウッドはスピン量が多過ぎず、打ち出したラインにとどまってくれるんだ」と、リーはロフト角が16.5度にセットされた新しい3番ウッドについて語った。
また、リーはパターを元々2023年末にテストしていた新しいオデッセイ Ai-ONE パターに変更した。このパターには、リーがソーシャルメディア上で(“彼に料理させろ”というフレーズと共に)使用しているニックネームである“CHEF”の刻印が施されている。
「パターの変更も新たに行ったことだね。これは去年ドバイで試してみて、かなり気に入ったんだ。より一貫性が増したので、ロングパットに良いんだ」
<使用ギア>
ドライバー:キャロウェイ パラダイムAiスモーク ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)S(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット ベンタスブルー6X
3番ウッド:キャロウェイ パラダイムAiスモーク ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)3HL(16.5度)
シャフト:藤倉コンポジット ベンタスブルー9X
アイアン:キャロウェイ フォージドUT(19度)、キャロウェイ エイペックスMB(3番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイッシューX100
ウェッジ:キャロウェイ ジョーズ(50度)、タイトリスト SM9(56度を55度に調整、60度)
シャフト:日本シャフトN.S.プロ モーダス3ツアー 120S
パター:オデッセイ Ai-ONE ダブルワイド
シャフト:オデッセイ ストロークラボ SL70
パターグリップ:スーパーストローク ゼナジークロー2.0
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)