2022年 RBCカナディアンオープン

ボールストライカーのコーリー・コナーズが投入するギア

2022/06/10 15:01
地元大会に臨むコーリー・コナーズ(Julio Aguilar/Getty Images)※2021年「ウェルズファーゴ選手権」

フェデックスカップランキングで35位、世界ゴルフランキングで31位につけるコーリー・コナーズは、最も世界ランクの高いカナダ人選手として、「RBCカナディアンオープン」に臨む。オンタリオ州リストーエル出身の30歳は、1954年以来となるカナダ人によるナショナルオープン制覇を目指すことになる。

コーリー・コナーズのクラブの中身(GolfWRX)

ツアーのスタッツからひも解くと、コナーズはフェアウェイキープ率を全体27位の65.9%、ティショットのストローク・ゲインドは8位、パーオン率は4位の70.2%。そしてティからグリーンにかけてのストローク・ゲインドで21位にランクインしている。

プレーの特性から、比較的距離が短く、ラフが6インチと長めでタイトなレイアウトなセントジョージズG&CCはよく合っており、正確なボールストライキングが必要とされる。

ボールストライカーとしての一貫性を確立するにあたり、コナーズは自身のギアを頻繁にいじったり、変更したりはしない。そんなコナーズは今年に入ってパターとウェッジを差し替えた。

3月「アーノルド・パーマー招待」でパターをピンPLDプライムタインHパターからピンPLDオスロHプロトタイプに変更し、2本のウェッジを旧モデルからピン グライド4.0ウェッジ(50度、56度)に代えている。

2017年のクラブを愛用(GolfWRX)

ドライバーは2017年に一般発売されたピンG400 LSTを使用しており、3番ウッド(G425 LST)とハイブリッドは、昨年にリリースされたピンのG425にアップグレードしている。

アイアンについては、昨年4月の「バルスパー選手権」の前に、ピンのスリーピースとなるi59(5番~PW)に変更。これは上級者向けに設計されたアイアンで、1025カーボン製ボディと鍛造17-4ステンレス鋼フェースの組み合わせで、芯には航空宇宙産業グレードのアルミインサート、そしてヒールとトウには寛容性を高めるためタングステンのウェートが配されている。

そのほかコナーズはアイアンの1番上の番手として、2018年にリリースされたモデルのピンi210の4番アイアンをバッグに入れている。

アイアンは2021年に差し替えた(GolfWRX)

コナーズ使用ギアの詳細と一覧は次の通り。

ドライバー:ピンG400 LST(8.5度、実効ロフト9度)
シャフト: USTマミヤ エレメンツ ゴールド 6F5(45.25インチ、1インチ短縮)
フェアウェイウッド:G425 LST(3番14.5度、実効ロフト15.75度)
シャフト:プロジェクトX HZRDUSブラック76グラム 6.5フレックス(43インチ、1インチ短縮)
ハイブリッド:ピンG425(19度、実効ロフト20度)
シャフト:USTマミヤ VSTレッドハイブリッド85x
アイアン:ピンi210(4番)、i59(5番~PW)
シャフト:プロジェクトX 6.0
ウェッジ:ピン グライド4.0ウェッジ(50度、56度)、タイトリスト ボーケイSM8(60度)
シャフト:プロジェクトX 6.0
パター:ピンPLDオスロHプロトタイプ
ボール:タイトリスト プロV1
グリップ:ゴルフプライド マルチコンパウンド ブラック/ブルー(60R+1巻)

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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