ロリー・マキロイのパター変更が五輪で奏功
今季序盤、アイアンのプレーに精彩を欠いていたロリー・マキロイは、かつて成功を収めたセットに戻した。ブレード型のテーラーメイド ロールズ プロトに戻したことが功を奏し、マキロイは5月「ウェルズファーゴ選手権」を制覇し、2019年以来のツアー優勝を遂げた。
今週、埼玉の霞ヶ関CCで開催されている東京五輪ゴルフ競技でも同じロジックを適用した。
シェーン・ローリーとともにアイルランドを代表してプレーしているマキロイは、グリーン上にて、最初のメジャー2勝を挙げた際に使用していたパターに近いスコッティキャメロン009Mパターでプレーした。
「できる限りアスレチックに、そして本能的にプレーする感じに戻したいと思ったんだ。あのブレードのあのスタイルのパターは、それをやりやすくしてくれている」
マキロイは金曜に「66」をマークした後に述べた。「僕をとてもターゲット志向に、そして集中してプレーする感じにしてくれるんだよ。(下を見ながら)ここではなくてね」
009Mにより、自由奔放だった若かりし頃を思い起こすかと問われたマキロイは、「ああ、そうだね」と答えた。
ゴルフチャンネルのトッド・ルイスは、2016年のメジャー「全米プロゴルフ選手権」の際、スコッティ・キャメロン自ら009Mパターをマキロイのロッカーに置いたとレポートした。
マキロイは新型コロナウイルスのロックダウン中、このパターで「色々と遊んでいた」と述べたが、競技では今回がデビュー戦となる。
過去3年にわたり、マキロイは主にマレット型のテーラーメイド スパイダーXモデルでパットしてきた。46位タイに終わった7月のメジャー「全英オープン」では、スパイダーXハイドロブラストを使用した。
マキロイはパッティングのストロークゲインドで86位にランクされている。フェデックスカップを制覇した2019年に、同スタッツでキャリアハイの24位に入ったが、昨季は122位に沈んだ。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)