ケビン・キズナーがアームロック式をやめて新パターを採用
ここ数週間にわたり、米PGAツアー3勝のケビン・キズナーがパターのシャフトを腕に固定してストロークする、アームロック式のパッティングを実験していることが盛んに書かれてきた。
キズナーは4月「RBCヘリテージ」で次のように述べていた。
「このところ、僕はパターがちょっと下手になっていると考えてきた。(パッティングは)僕のゲームで一番の強みでありながら、先週はラインから外れていたんだ。単に、違う見た目で試してみたかったのだけど、それが気に入ったんだ。10フィート(約3m)以内がとても良いと思った。あとはスピード(タッチ)に慣れるだけだった。プロアマでやってみてどうなるか様子見して、その上で試してみようと思う」
さらにこう続けた。
「僕の最大の問題は、これまで通常は8フィート(約2.4m)以内で最高の選手の一人だったのに、今年はそれが決められていないから、グリーンを外した時にラウンドの勢いを持続させることができなくなっていたこと。アイアンショットでピタリとつけながらパットを外すと、ゲーム全体にブレーキをかけていたことなんだ」
この自己評価でショッキングなのは、現在キズナーはツアーにおいて、トータルパッティングで25位、そして10フィート以内のパットで24位にランクイン(編注:大会前時点)している事実だ。この飽くなき向上心は驚き以外の何ものでもない。
ただし、最善を尽くそうとした方策も終わりを迎えたようで、2週後の「バルスパー選手権」でキズナーにとって必要だったのは、パッティング方式の変更ではなく、新しいパターだったようである。
キズナーは練習グリーンで、以前に愛用していたパター(オデッセイ エクソ セブン)に仕様が近く、新たに組まれたパターを使用しているところが目撃されており、シャフトも標準の長さに戻ったことが確認されている。
ケビン・キズナーの新パター仕様
・ オデッセイ 2ボール テン
・ ダブルベンドシャフト
・ 長さ34.25インチ
・ ストロークラボシャフト
・ オデッセイ ホワイトホットインサート
・ スーパーストローク トラクシオン 2.0ツアーグリップ
真剣な試打セッションを行ったキズナーは、「(新パターは)とても安定していて、一貫性がある」と語っている。
(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)