浮き島で勝負に出られなかったガルシアが優勝を逃す
2014/09/08 11:37
セルヒオ・ガルシアは、「BMW選手権」最終日、16番ホールを終えた時点で6アンダーとし、優勝争いに加わった。それまではボギーフリーで、4バーディ、1イーグルを記録。パー5の17番までに記録した通算12アンダーは、結果的に優勝したビリー・ホーシェルの最終スコアと2打差だった。
迎えた17番、ガルシアは第2打で浮き島グリーンを狙わず、池の手前に運ぶ安全策を取った。だが、第3打はグリーンを越え、第4打に見せたチップショットはグリーンを転がり、無情にも池に落ちた。結果ガルシアは8打のトリプルボギーを叩いてしまい、優勝争いから脱落。
「本当に残念」と語ったガルシアは、「精神的に研ぎ澄まされていない時には、こういうことが起こる」と、悔しさを押し殺した。
17番でのティショットをフェアウェイに運んだガルシアは、ホールまで残り251ヤードから攻める覚悟を決められなかった。
2日目を終えた時点で首位に立ったガルシアは、3日目に「72」とスコアを落とし、6位に後退。最終日は17番ホールに苦しめられたが、「67」を記録。パー4の7番では、ホールまで35ヤードのアプローチショットを直接ねじ込み、今大会を通して同じホールで2度目となるイーグルを奪った(2日目にはホールまで126ヤードから直接カップイン)。
チェリーヒルズで4位タイという成績を収めたガルシアは、フェデックスカップランキングでも順位を10上げ、13位で最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」進出を決めた。