さらなる躍進を見据え、大きな変化に直面するマクドウェル

By Brian Wacker, PGATOUR.COM

グレーム・マクドウェルは、初めての子供の誕生を理由に来週の「ドイツバンク選手権」欠場を発表した同じ日、自身のマネジメント会社ホライゾン・スポーツと今年いっぱいで決別することも発表した。

リッジウッドCCでの「ザ・バークレイズ」最終日を「72」で回り、38位タイで終えたマクドウェル。今後は自らマネジメントを手掛ける予定だ。

「ゴルフでもビジネスの点でも、今が自分のキャリアの次章に移る格好のタイミングだと思うんだ」と、マクドウェル。「僕は今、ますます多くの面白いビジネスベンチャーに関わっている。その多くの設立にはホライゾンが力を貸してくれた。だけどそれらの発展と同時に、僕も進化しなければいけないと考えたんだ」。

マクドウェルは声明の中で、2007年から彼の代理人を務めたホライゾンとそのCEO、コナー・リッジに感謝の言葉を贈った。実は、この1年以内でホライゾンを離れるメジャー覇者は、マクドウェルで2人目だ。ロリー・マキロイは2013年9月に同社との契約を解消し、個人のマネジメント会社を設立した。

「マクドウェルは思い切った判断をして、当時できたばかりのアイルランドのスポーツ・マネジメント会社に加わった。我々はそれ以来、一緒に達成してきたことを非常に誇りに思っている」と、リッジ。「グレームには自分のキャリアのマネジメントに対し僕らを信じてくれたのと、とても素晴らしいキャリアの一部に加えてくれたことを感謝したい。我々は彼と共に、社の歴史でも最高にエキサイティングな時期や満足のいく時を過ごした。我々はこれからもそういった出来事を懐かしく思い出すことだろう」。

また来週は、マクドウェルにとって心躍るものになるはずだ。妻のクリスティンさんが月曜日の朝に出産を予定しているのだ。

「数字的にみれば、コロラド（「BMW選手権」）でプレーできるのは間違いないだろうとわかっていたよ」と言うマクドウェル。「僕のキャディは1年中同じことを言っていたよ。“あなたはボストン（「ドイツバンク選手権」）に行きたいとは思わなくなるでしょう”ってね。だから僕はその週末は休みにして、家族といることにしたんだ。そんな風に計画が立てられるのはいいよね」。

マクドウェルはまた、今大会で「ライダーカップ」欧州選抜チームの一員に選ばれるべく奮闘していた。

順位ではスティーブン・ギャラハーがマクドウェルを上回る可能性があるが、ギャラハーが欧州代表の自動選出圏内に入るには、次週の「イタリアオープン」で2人での2位タイ、またはそれ以上でフィニッシュする必要がある。

「今週はあれこれ考えてしまった」と、マクドウェル。「精神的には今回の大会に向けてしっかりと準備できていたのは確かだ。でも僕はそれに固執してしまった。大会2日目終了時点では好位置につけたけど、その後の決勝ラウンドでのプレーにはがっかりしたね」。