「ウィンダム選手権」での“定位置”についたペターソン
By Helen Ross, PGATOUR.COM
「ウィンダム選手権」のリーダーボードでカール・ペターソンの名を目にするのは、そう珍しいことではない。
スウェーデン出身で、米ノースカロライナ州グリーンズボロで高校時代を過ごした彼は、2008年の同大会で優勝。それは会場が再びセッジフィールドCCに移った年だった。以降、かのドナルド・ロスが設計した同コースでの5試合のうち、2試合で4位タイを記録した。
大会初日を「67」で回ったペターソンは、暫定首位のカミロ・ビジェガスから4打差につけている。この日は4バーディ、1ボギーと安定したラウンドで、2ホール以外はすべてフェアウェイをキープし、同じく3ホールを除くすべてでパーオンに成功した。
「ストレスはほとんどないね」と、ノースカロライナ州立大学出身の名プレーヤーは初日を振り返る。「…グリーンが硬かったから、フェアウェイを狙う必要があった。コースもかなりいい感じだったよ。…」
「パットがやや物足りなかったけど、ボールの当たりは良かった。今日だけで3アンダーと好スタートを切れた。だからこの調子で行こうと思う」。
セッジフィールドCCから車で75分ほど離れた、ノースカロライナ州ローリーに居を構えるペターソン。彼はまた、「ウィンダム選手権」を運営するピードモント・トライアド慈善財団の委員会に名を連ねている。そのうえセッジフィールドの会員でもあり、2週間前にはコースの下調べを済ませていた。
今季のベストフィニッシュは「フェデックス セントジュードクラシック」での3位タイというペターソン。彼はセッジフィールドでの好成績を語るのに少々困惑していた。
「単に、相性がいいだけさ」と、肩をすくめて答えたペターソン。「ティショットがいいんだ。セッジフィールドはよく知っているし、どこにボールを飛ばすかも、ある程度わかっている。だからここに来るといい気分になるし、救われているような感じもする」。
ペターソンいわく、PGAツアーでセッジフィールドと同じ心地良さがあるコースはないそうだ。
「ここほどの場所はないよ」と、ペターソン。「自分にとって最高のプレーができる場所だね」。