2014年 全米オープン

メジャー大会でキャリア最高の成績を収めたR.ファウラー

2014/06/16 12:31

By Sean Martin, PGATOUR.COM

海外メジャー「全米オープン」で、キャリア最高の成績を収めたリッキー・ファウラー

パインハーストNo.2コースでの「全米オープン」最終日、メジャー大会では初めての最終組でプレーしたリッキー・ファウラーには、マーティン・カイマーに追いつくという大きな課題があった。カイマーから5打差で最終日に臨んだファウラーは、4番ホールでダブルボギーを叩き、逆転勝利のチャンスは絶望的に。だがそこから粘り、メジャー大会でキャリア最高の成績を収めた。

ファウラーはそこからの14ホールでイーブンパーとし、最終日を「72」でホールアウト。エリック・コンプトンと共に2位タイで終えた。

「マーティンのプレーは素晴らしかったから、彼に追いつくのは大変だと思ってたよ」と振り返るファウラー。「フロント9で2、3アンダーとすれば、少なくともマーティンにプレッシャーを与えると思ったんだ。でも4番で早くもダブルボギーを叩いたことで終わったようなものだね。それからの僕はあっと言う間に不利な状況に陥り、持ち直しては後退して・・・を続けていたんだ」。

ファウラーはこの日、パー4の4番でグリーンに乗せるのに5打を要し、約6メートルとカーブしたパットを決めてダブルボギー。ウェイストエリアからの第2打はOBのフェンスを飛び出し、グリーンから40ヤード弱のところで止まった。ファウラーのボールは木の後ろにあったため、パンチショットでグリーンをオーバーさせた。チップショットに失敗したものの、その次のパットを成功させた。その後のラウンドでは計3バーディ、3ボギーとしている。

そんなファウラー、今年の「マスターズ」では5位タイに入っていた。

「オーガスタでの今年の大会は、ゴルフコースで一番心地良さを感じた時だった。優勝争いに加わり、なんとか粘って、決勝ラウンドではいいプレーができた」とファウラー。「それはパインハーストでの今大会も同じ。ロープの内側に入ってプレーした時、『全米オープン』って感じがしなかった。それほどしっくりきていたんだ。メジャー大会でも落ち着くのはいいものだね」

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