2014年 マスターズ

4オーバーと出遅れたミケルソン「精神的な問題」

2014/04/11 12:37
7番での痛恨のトリプルボギーで4オーバーの67位と出遅れたP.ミケルソン(David Cannon/Getty Images)

スコアカードに2度「7打」と記載することになったフィル・ミケルソンは、首位を8打差で追う形で今年の「マスターズ」開幕日を終えた。

グリーンジャケットに3度袖を通しているミケルソンは、初日を「残念な結果」と表現。「76」で終えたが、不調の原因については「判断を誤ったショットが多かった」と説明した。

初日は2バーディ、1ボギーに加え、7番ではトリプルボギー、そして15番では池に落としダブルボギーと大叩き。今回のマスターズ前までは、過去7番でトータル5アンダー、15番でトータル40アンダーと相性の良さを発揮していたミケルソン。7番では過去にトリプルボギーはおろかダブルボギーでさえ記録したことがなかった。そしてオーガスタナショナルの最後のパー5でダブルボギーとしたのは、過去83ラウンドで僅か3度目のことだ。

ミケルソンは「ベストな日ではなかった。予選を通過するには多くの課題を乗り越えないとね。色々と問題だらけだ」とコメントするしかなかった。

過去「マスターズ」で16回連続して予選通過を果たしている。しかし明日の2日目は67位タイからスタートする。予選通過ラインである50位タイ以内、そして首位から10打差以内を目指すことになった。

絶大な人気を誇るのレフティーにとって、メジャー大会で1日に2度7打を記録したのはキャリア2度目。だがミケルソンは、それでも「良いプレーが出来ている」と語る。不調の原因については「ちょっとしたメンタル面のエラー」と説明したが、本人は今シーズンのツアーで今一つ波に乗れていない要因かもしれないと続けた。「良い状態の時は、こういうミスは犯さない。無駄なショットは打たないものなんだ」。

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