2014年 マスターズ

マスターズの洗礼を受けたスピースとリード

2014/04/11 12:19
初出場のJ.スピースは、初日1アンダー、12位Tの好スタートを切った(Harry How/Getty Images)

オーガスタナショナルGCを舞台に、ついに開幕した今年の「マスターズ」。初出場の新鋭ジョーダン・スピースは、大会初日で何を学んだのだろうか?

「12メートル近いパットが多くてね」と、スピース。「手の打ちようがないんだ」

今大会初日の出場選手の平均スコアがイーブンパーから2.5オーバー以上で、アンダーパーを記録したのが19名しかいないという状況なら尚更だ。

しかしそんなスピースも、アンダーパーで終えた1人。現在20歳の彼は大会初日を1アンダーの「71」で回り、初日終了時点で暫定首位のビル・ハースとは3打差につけている。

「傾斜があるからといって、その傾斜なりに曲がるとは限らないんだ」と、スピースは続ける。「今日のパットがどう転がって、スピードがどうだったのかを、自分の感覚と比べながら振り返ってみようと思う」

一方、パトリック・リードにとっては、さらにキツイ洗礼となったようだ。先月の「WGCキャデラック選手権」を含め、23歳にしてすでにPGA3勝を挙げているリードは、「マスターズ」初日の終盤でつまずいた。

スピースやロリー・マキロイと同組でプレーし、15ホールを回った時点で2アンダーだったリードだが、上がり3ホールで連続3ボギーを叩き、「73」で終了。ラウンド後は報道陣へのコメントを拒否した。

24歳のマキロイはすでにメジャー大会で2勝し、元世界ランキング1位と実績の上ではすっかりベテランの域に達しているが、初日のパートナー2人には感心したようだ。「2人ともよくやったと思うよ」と話すマキロイは大会初日、最終18番ホールでボギーを叩いて「71」でホールアウト。「共にアンダーパーも記録したしね。ジョーダンは1アンダーで終えたし、パトリックのフィニッシュは良くなかったけど、両者とも健闘した」

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