2014年 バレロテキサスオープン

自分に自信をつけたD.リー、テキサスでも好調ぶりをキープ

2014/03/28 13:15

今年3月初めの「プエルトリコオープン」で2位に入るまで、実は自分にあまり自信がなかったというダニー・リー。2013年に下部ツアー、ウェブドットコムツアーを“卒業”した彼にとってこの成績は、今季初のトップ25位内でもあった。

リーの好調ぶりはTPCサンアントニオでの「バレロテキサスオープン」初日でも健在だ。彼はこの日、上がり5ホールで4バーディを奪い、4アンダーの「68」でホールアウト。朝の濃霧でスタート時間が遅れた中、パット・ペレスと共に暫定1位につけている。

「ボールの当たりが非常に良かった」と振り返るリー。「序盤では十分なパットが打てていなかったけど、最終的には約4メートル半や7メートル半のパットも決まり、4アンダーで初日を終えることができた」。

「プエルトリコ…」の前に出場した9試合で、リーが予選を通過したのは2度だけ。6試合連続で決勝ラウンドに進めなかった状態で大会に臨んだ。フェデックスカップのポイントランキングでは現在79位。また、先週の「アーノルド・パーマーインビテーショナル」は31位タイで終えている。

「プエルトリコオープン」前の姿勢について「自分自身に疑問を抱いていた部分があった」と語るリー。「1つ1つのショットに全力を注いでいなかったんだ」。

「プエルトリコで2位になってからというもの、わずかながらもすべてが好転した。もっと積極的に行ってるよ。自分が打つどのショットにも、自分のゲームにも確信があった。自分自身を信じているし、自分がそうできるのもわかっているんだ」

リーが今季の大会初日を「68」またはそれよりも低いスコアで終えるのは、これで4度目。彼は直近3試合では2試合で予選を通過し、2位に入ったプエルトリコ初日では「67」(赤字部分は原文と異なりますが、いずれもリーダーボードに倣いましたをマークしていた。

リーはPGAツアーにフル初参戦した2012年のシーズンで、フェデックスカップランク159位に。翌2013年は再びウェブドットコムツアーに舞い戻る羽目となった。現在23歳の彼は2008年に「全米アマチュア選手権」で優勝し、同じくアマチュアとして欧州ツアーで勝利を挙げたのち、2009年にプロに転向した。

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