2014年 バルスパー選手権

カルカベッキア、体調不良で前半終了後に棄権

2014/03/17 10:58

By Jeff Shain, PGATOUR.COM

「バルスパー選手権」最終日、マーク・カルカベッキアが9ホール終了後に棄権した。彼はここ数日体調を崩して体力が落ちていたため、治療を受けることにしたのだ。

カルカベッキアと一緒にプレーしたパドレイグ・ハリントンは「彼の調子が悪かったのは明らかだった」と振り返る。「医者に診てもらう必要があった。9ホールを終えた彼は、ひどく汗をかいていたよ」。

53歳のカルカベッキアは練習用のグリーン近くの折り畳み椅子に腰をおろし、救護テントへと行くカートを待っていた。彼の妻でキャディも務めるブレンダさんはゴルフチャンネルに対し、夫が24時間以上食事を摂れていなかったと話している。

2007年大会の覇者であるカルカベッキアは、最終日の前半9ホールを4オーバーの「40」で終了。パー5の最初のホールではバーディを奪取したが、その後はボギーと2つのダブルボギーを叩いた。3日目終了時点では通算4オーバーで、最終日へとコマを進めていた。

だが最終日、最初のティショットに臨んだ彼はハリントンに対し、自分は最後までプレーを続けられないかもしれないとも話していた。

「彼は僕らに、事情があって最初の握手ができなかったと言っていた」と、ハリントン。「昨日もそうだと思うけど、今日はひどかった」

アイルランド出身のハリントンは、カルカベッキアが苦しんでいるのはラウンド開始から1時間くらいで顕著になってきたと付け加える。

「彼は調子がすぐれず、ボールを(しっかりと)打てなかった」とハリントン。「それでも頑張っていた彼に、皆は驚いていたよ。9ホールを終えた時には、すぐに診察を受ける必要があったね」

「彼はプレーを止めるべきところからさらに2、3ホール続けていたと思う。プレーヤーってのは、諦めたくないもんなんだ」

カルカベッキアにとって 2014年のPGAツアー4試合目だった「バルスパー選手権」。彼は各大会で予選通過を果たしているが、先日の「ザ・ホンダクラシック」ではセカンドカットとなっていた。

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