2013年 フライズドットコムオープン

実を結んだマッケンジーの復活プラン

2013/10/13 14:55

By Sean Martin, PGATOUR.COM

ウェブドットコムからPGAのツアーカードを手にしたW.マッケンジーが7位で最終日へ(Getty Images)

米国ツアーに復活するために、ウィル・マッケンジーには戦略プランが必要だった。2012年のオフシーズンから計画を実行に移した彼は、インストラクターのジェフ・レイシュマンとの練習を始めた。そしてウェブドットコムツアーファイナルで今季の米国ツアーの出場権を獲得したマッケンジーは、シーズン最初の大会で好スタートを切った。

マッケンジーは土曜日、最後の2ホールでバーディを奪い「64」をマーク、通算10アンダーの「203」(69-70-64)でトップ10に入って2日目を終えた。「良いプレーができてパットが入ってくれれば、6か7(アンダーパー)は出せると思ってました。そうすればチャンスがあると思えるからね」と、マッケンジーは語った。

ツアーで2度の優勝経験を持つマッケンジーだが、2013年はウェブドットコムツアーを主戦場とし、2012年はわずか6試合しか米国ツアーに出場していない。

「きっと取り組むべき練習に取り組んでいなかったのでしょうね。練習へ向き合う姿勢も悪かったと思います」とマッケンジーは振り返った。「今はやるべきことをしていると思います。今の私にはプランがあります。私にはプランが必要だった。そうでなければ途方に暮れてしまう性分なのでね」。

マッケンジーは、ウェブドットコムツアーファイナルの2つ目の大会、「チキータクラシック」で2位に入り今季のツアーカードを手にした。その後の2大会、「ネイションワイドチルドレンズホスピタル選手権」と「ウェブドットコムツアー選手権」は、ともに22位で終えた。

「(ツアーカードを手にした結果は)練習すべきことを一生懸命に練習してきた証だと思います。プレーが良くなってきていますし、安定度が増してきました」。今季の復活にかけるマッケンジーは語った。

2013年ウェブドットコムツアーの卒業生の中で、54ホールを終えて7位タイにつけているのは、彼を含めて4名いる。10アンダー「203」をマークしているのは、ベン・マーティン石川遼、そしてジム・ハーマンだ。

2013年 フライズドットコムオープン